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今まで付き合った人は、相手から告白されてなんとなく付き合っただけ…。
本当に好きな人には、もうすでにパートナーがいるので、2番目に好きな人で妥協した。
そもそも、昔から本気で人を好きになったことがない…。
など、いろんな事情で人を好きになることの意味が分からなくなってしまった、あなたへ…
今回は、そんなあなたに向けて、人を好きになれないその原因と心理を解説していきます。
私も数年前まで、本当に好きな人と結ばれても、嫌われるのが怖かったので、別れてもそんなに傷つかないであろう人を選んで付き合っていました。
そんな恋愛ばかりしていきた私の視点を変えてくれた方法も紹介します。
人を本気で好きになれない原因とは?
本気で人を好きになれない原因は、自分の考え方や捉え方、無意識に刷り込んだ思い込みが原因です。
また、過去にひどく傷ついた出来事があり、そのせいで人を受け入れるのが怖くなってしまい、これ以上は傷つきたくないという気持ちから、心を閉ざしてしまったのかもしれません。
映画やドラマのラブシーンを見て、『いいな、私もあんな風に愛されたい』と思う気持ちと同時に『でも、私にはそんな素敵な恋愛は無理だな』と思い込んでいたりします。
憧れはあるのに、どこかで無理だと決めつけて、最初から諦めていませんか?
もし、そのフシがあるなら、そう思ってしまう《原体験》があると思います。
原体験とは、そう思い込むようになってしまった原因となる体験のことです。
また、人を好きになれない原因は一つではなく、複数の原因が重なった結果、心を閉ざしてしまった可能性があります。
その原因になる心理を解説していきます。
過去に傷ついたトラウマがある
人は生きていくうえで、誰しも傷ついてきた過去はありますが、それが強烈なトラウマになってしまい、心を守るために防衛本能を作動させてしまうことがあります。
その防衛本能は人それぞれ違っていて、攻撃的になる人もいれば、そもそも傷つきそうな前段階で距離をとって逃げてしまう場合もあります。
本気で人を好きになれないのも、一種の防衛戦略です。
この場合は、人を好きになれないのではなく、《ならないようにしている》の方が正解かもしれません。
相手の色んな欠点を見つけて、『◯◯だから』と好きにならない理由を見つけてきては、自分の中で制御している人もいます。
『心に壁を作っているな〜』と思う場合は、その心に壁を作ってしまう原因になった過去の経験を思い出してみましょう。
例えば、《好きな人に振られてしまった過去がある》《昔、クラスの男の子にからかわれて、それが嫌で心を閉ざしてしまった》《本気で好きだった人に遊ばれていた》《裏切られたことがある》
それが恋愛絡みでなくても、傷つくような体験をしてしまった場合、その出来事を忘れてしまっていたとしても、その悲しみを、うまく自分の中で処理できなかった場合、防衛本能を作り上げてしまい、《こういう場合は、こういう風に対処しよう》と事前に、前の状況と似た出来事が起こる度に、傷つく前に壁を作ってしまいます。
自己肯定感が低い
『自分なんて…。』と否定しては、自分で自分のことを低く見積もってしまう人も、本気で人を好きになることを恐れています。
こういう人は、現実世界の異性ではなく、バーチャル(2次元)に依存している場合もあります。
現実世界では、自分は相手にされない人だったとしても、2次元の世界だと自分の理想で、世界を作り上げることができるので、その世界にどっぷりと浸かってしまいます。
それが度を超えて依存しすぎてしまうと、自分の思い描いている理想と、現実のギャップに耐えれなくなって、現実世界は居心地が悪くなってしまい、益々2次元の世界にのめり込んでしまう人もいます。
また、自己肯定感が低いと、物事をマイナスの方に捉えてしまうクセがついているので、自分を幸せにしてくれない人《クズ男》を選んでしまう確率も高くなります。
『自分なんて』と心の中で思ってしまうと、これぐらいが丁度いいと解釈して、低く見積もった自分に合いそうな人を引き寄せてしまいます。
でも、本当は心から人を愛たいし愛されたいと願う自分もいるので、精神のバランスがとれなくなってしまい、益々自己嫌悪に陥ってしまうという負のループにハマってしまいます。
自己愛が強い
今度はその逆に、自己愛が強すぎてしまうと、本気で人を好きになれない場合もあります。
- 自分の中の基準以上の男性を求めている
- 沢山出会いがあっても妥協できない
- 今の環境が良すぎて、パートナーを作らなくても満足し過ぎている
自己愛の強い人は、恋愛を含めた人間関係を対等なものではなく上下関係でみる傾向があります。
異性と出会っても、知性は自分より上か下かを無意識のうちにジャッチしてしまったり、相手の職業や地位などを気にして、付き合った場合のシュミレーションをして、良くないと判断すると相手にしません。
また、プライドが高いので、主導権を握りたがる傾向があり、相手も気が強い場合は、恋愛対象から外れてしまいます。
理想の人が目の前に現れたとしても今度は、気後れしてしまい、いつもの自分を発揮できなくなってしまうので、自分からアプローチができなくなったり、レベルが違いすぎると思い、逆に逃げてしまう場合もあります。
実力が伴っていないのに、プライドだけが肥大してしまった自己愛が強い人は、自分より上か下かで人を判断する癖がついてしまっているので、まともな恋愛が出来なくなっている人もいます。
理想が強すぎる
自分の中の男性に対する理想が強すぎて、好きな異性ができても、ちょっと変な所を見つけてしまうと幻滅してしまい、恋心が冷めてしまう人もいます。
- 仕事で上司に怒られている所を見てしまった
- 先輩にいじられている所を見て引いた
- 私服がダサかった
- 実家暮らしと聞いて引いた
など、ほんの些細な出来事だったとしても、理想が強いと蛙化現象が起きてしまいます。
人は、自分が好きになった相手を、高く評価する傾向があることが研究の結果分かっています。
『自分が惚れた相手なんだからきっと素敵な人だ』というバイアスがかかってしまいます。
ですが行き過ぎてしまうと、『彼はきっとこんな人』と自分の理想を相手に押し付けてしまい、頭の中の彼と恋愛をしてしまい、現実の彼との間にギャップを感じて恋心が冷めていきます。
幼少期の家庭環境
幼少期に親から充分な愛情を得られなくて、人を愛することや自分を愛することが出来なくなってしまった人もいます。
- 親が不仲で喧嘩している光景を何度も見ている
- 両親がお互いを毛嫌いしていて会話がなかった
- かまって欲しい時にかまってくれなかった
- 愛情を感じる出来事があまりなかった
こんな風に愛情がどういうものかを感じる機会が少ない場合、人を愛するということ、自分自身を愛するということを肌で感じることがなかったので、愛し方が分からなくなってしまいます。
『どうせ好きな人ができても、うまくいくはずがない』と心のどこかで諦めている場合もあります。
両親の不仲なイメージが強烈に残ってしまい、相手を信用することができなくなることもあります。
解決策は認知の歪みを正すこと
本気で人を好きになれない人は、間違った思い込みや歪んだ解釈をしてしまっているので、そこを正しいていくことで、人を信用することができるようになり、間違った物の見方を改善することで、人間関係も良くなっていきます。
過去にトラウマがある場合↓↓
その場面を、思い出して紙に書き【本当はどうなって欲しかったのか】を書いていきます。
そして、『本当はこうあって欲しかったよね』とあの時の感情を認めてあげましょう。
トラウマを解消するためには、気づくことが大切です。
そういう出来事があったせいで深く傷ついてしまい、こういう考え方をしてしまったんだ。と気づくことで、また、同じような現実が現れても、今度は違う解釈をすることができるようになるので、自己防衛本能を使わずに済むようになっていきます。
自己肯定感が低い場合↓↓
トラウマと同じように《なぜそう思うのか?》を沢山書き出していきましょう。
出来事でも感情でも思いつく限り書いていき、次は、自分がどうなったら自信がつきそうなのか書いていきます。
今すぐに出来そうなことからまずはやってみて、できる自分を体験していきましょう。
自己肯定感が低くなる原因は、人と比べてしまっている場合が多く、自分で自分のことを過小評価し過ぎて、行動できなくなってしまっている場合があります。
例えば、『太ってるから自信がない』とか『顔が可愛いくないからモテない』など『誰と比べて?』と自分に問いかけると、そう思っているのは自分だけだということに気づくと思います。
比べてしまう対象がいる場合は、『その人と比べて何が足りないと思っているの?』とか『誰が比較して言っているの?』『それをすることで何が起きるの?』と問いていくと認知の歪みに気づいていくと思います。
誰かが言ったわけではなく、自分の心の強迫観念がそう思わせているだけかもしれません。
自己愛が強い場合↓↓
自分の理想とする男性の特徴を書いていき、なぜそうじゃないとダメなのかを書いていきましょう。
自己愛が強い場合は、相手の条件が良いことで自分の劣等感を解消しようとしている可能性があります。
自己愛が強い人は、プライドが高い割には自分に自信がなく、理想の自分とダメな自分の両極端な自分しかおらず、等身大の自分を見失ってしまっていることがあります。
自分より格上だと感じた相手には、憧れたり擦り寄っていくのに、自分より下だと感じた相手は見下したりバカにしてしまいます。
それは自分のプライドを守りたい為にとっている防衛戦略の一つです。
その自分に気づき、他人に対して、正常な見方ができるようになると、今までは視界にすら入らなかった人とも交流することができるようになり、出会いが増えていきます。
理想が強すぎる場合↓↓
相手に対して求めるものが多い場合は、自分に自信がない為に相手に多くを求めてしまいます。
自分で自分を受け入れていないことが多く、認めてあげられない自分の欠点を相手の長所で補おうとしてしまう結果、多くを相手に求めてしまっている可能性があります。
自己肯定感が低い人と同じように、まずは自分自身について内省すると理想の根本原因が見えてくるようになります。
相手に対しての理想像は、《自分がなりたい、そう在りたかった》けど、なれない自分を認めることが出来ない故に、その理想の自分を相手に投影している場合があります。
例えば、上司に怒られている彼を見て、《仕事ができない奴だったんだ》と相手のミスを大袈裟に捉えて、勝手に幻滅しているのは、自分自身です。
それは自分が似たような状態に陥った時に、自分に対して思ってしまう感情でもあります。
自己受容ができていない人は、他人に対しても厳しくジャッチしてしまいがちになります。
大切なのは、ダメだなと思っている自分の欠点を、認めてあげることから始めていきましょう
幼少期の家庭環境の場合↓↓
幼い頃に辛い経験をした場合、間違った思い込みをしやすく、特に恋愛に関してはダイレクトに影響を与えている場合が多いです。
過去のトラウマの傷を癒す時と同じ方法を使って自己カウンセリングをして、その後にイメージワークをしていきます。
幼かった頃の自分をイメージして、今大人になった自分が幼い頃の自分を強く抱きしめてあげましょう。
その時に『辛かったね。寂しかったね。もう大丈夫だよ』と言ってあげて下さい。
そうすることで、未消化だった感情は昇華されていきます。
親から欲しかった愛情が今度は、異性に対して向けられていくので、あの頃得られなかった愛情を得ようと、心はもがいています。
ですが、幼い頃の愛情表現の仕方しか知らないので、それをそのまま使って愛情表現しようとするので、うまくいかなくて余計に傷ついて、『やっぱり自分は愛されないんだ』と思い込んで、人と関わることが億劫になっていきます。
イメージワークをして感情を昇華していくことで、寂しさや悲しみが癒されていき、今度はしっかりと自分の愛情をストレートに相手に伝えていくことができるようになります。
気づくことで変わっていく
自分の思い込みや信念に気づくことで、一度立ち止まって考えることができ、自動思考の罠に気づいたら改善することができるようになります。
ここからは、以前の私が本気で人を好きになれなくなった原因と改善方法を紹介していきます。
気づいて、捉えかたを変えるだけで、生きやすくなります。
愛着障害とトラウマ
私は不安型愛着スタイルで自己愛性パーソナリティ障害でした。
正式に診断してもらったわけではありませんが、参考書の本の診断シートやネットの診断テストでその可能性が高いことを知りました。
幼い頃から人と比べられて生きてきたので、等身大の自分がいなくて、自分の中の理想的な自分か、人並みより何もできない中途半端で出来損ないの自分しかいなくて、自己不在のまま大人になっていました。
いつも『理想の自分はこうしてる』と空想しながら生きてきたので、現実では何も出来ない自分しかおらず、そのギャップが耐えられなくて自己嫌悪になる日々でした。
誰かに認められたくて必死で仕事しても満足できず、『本当にこのままでいいの?』と疑問を抱きながら生きていました。
また、親の離婚が成立したその夜に、親が揉めて色んな物を破壊して出ていく姿を目の当たりにして、『男はいつか裏切るものなんだ』と思い込んでいました。
また、中学の頃に付き合っていた、彼と別れた原因もその友達から『アイツ本当は◯◯が好きなんだよ』と言われたショックで、好きだけど別れるという選択をしました。
その時に『本気で好きになった人には愛されない』と思い込んでしまったのです。
それ以来、大好きな人と付き合うのが怖くなってしまい、2番目に好きな人か異性として見れる人と付き合うことで、傷つくことから逃げてきました。
好きな人に嫌われるくらいなら友達でいいと、その彼の友人として側にいることを選んで、その彼が誰かと付き合う度に、勝手に傷ついたりしました。
自分を守ってるつもりでいたのに、どっちみち傷ついていることに気づかずに、長い間同じことを繰り返していました。
『私は愛されていない』と思い込んでいるので、本当にその現実を引き寄せていました。
時間をかけて自分と向き合う
愛着障害やパーソナリティ障害を克服する方法は《自分としっかり対話する》ことです。
自分が過去何を思い、何を感じていたのか《感情を認めてあげる》ことをひたすら繰り返していきます。
大事なことは、どんな感情が出てきても【受け入れる】ことです。
強がって生きてきた人は、抵抗があるかもしれませんが、自分を変えていきたいなら、受け入れていくことが、スタートになります。
愛着障害やパーソナリティ障害は、簡単には治せるものではありませんが、時間をかけてじっくりと自分と向き合うことで、次第に自己防衛本能が働くなり、今の自分を客観的にみることで、今までの物事の捉え方とは違う角度から、物事を見ることができるようになります。
ノートに手書きで書いていくことで、忘れていた傷を思い出していき、その感情を認めていくことで、楽になり、生きやすくなっていきます。
自己嫌悪しやすい人も『まぁいっか』で、ダメな自分を受け入れていけるようになります。
囚われている自分の思い込みに気づくだけでも、心は楽になっていきます。
また、過去を癒すことで、本来の自分の姿が見えてくるので『このままでいいのかな?』と漠然とした不安からも解放されていきます。
人は他人に認められたいわけではなく、自分を認めてあげたいという隠れた欲求があります。
本当は誰かに愛されるより自分を愛していきたいんです。