【2月─ 静けさの中で芽吹きを待つ ─】


🌸木花咲耶姫(このはなさくやひめ)

🔹2月にこの神様を選んだ理由

冬の終わり、外の世界はまだ寒くとも、内側では春の兆しが密かに始まっています。

木花咲耶姫は「花咲かせる命の象徴」として、静けさの中にある生命力と、美しさを湛える存在。

この2月は「芽吹きの準備」として、

まだ動かないけれど、内側で着実に土壌を整える時期

木花咲耶姫の静かな気高さが、このエネルギーと深く響き合います。


🔹木花咲耶姫とは?

木花咲耶姫は、日本神話に登場する火の中で出産した神であり、命の神秘や信念の強さを象徴する存在です。

火の試練をくぐり抜けても咲く花のように、柔らかさと強さを併せ持った女神

・命の誕生と再生の象徴

・「咲く」という生命の勢いと美しさ

・静かさと潔さのエネルギー

木花咲耶姫(このはなさくやひめ)は、日本神話における桜の花の女神・火と命の象徴として知られています。以下に彼女の由来や神話的役割をまとめます。


🔹名前の意味

「木花(このはな)」= 木に咲く花(特に桜)

「咲耶(さくや)」= 咲き誇る、美しさの象徴

つまり、「桜のように一瞬で咲いて散る美しさと儚さ」を象徴しています。

🔹登場神話

木花咲耶姫は、山の神・**大山津見神(おおやまつみのかみ)**の娘であり、天孫・**瓊々杵尊(ににぎのみこと)**に見初められ、妻となります。

しかし、瓊々杵尊は姉の石長比売(いわながひめ)ではなく、美しい木花咲耶姫だけを選びます。それに対し、大山津見神はこう言います:

「石長比売を選べば永遠の命を、木花咲耶姫を選べば命は儚くなる」

ここから人間の寿命が短くなったとされます。

🔹火の中の出産

木花咲耶姫は、瓊々杵尊との子を授かりますが、「浮気では?」と疑われます。

その潔白を証明するため、産屋に火を放ち、自らその中で出産を遂げたという逸話が残ります。

この神話は、木花咲耶姫が 「命を信じ、命を守るために火の中をくぐった」女神であることを物語っています。


🔹象徴するもの

  • 美と儚さ(桜の花のように)
  • 命の力強さと潔さ
  • 試練を超える女性の強さ
  • 信念の証明、潔白さ
  • 火(浄化と再生)の象徴

🔹今月のテーマ:「静かに整える、命の目覚めを信じて」

・急がなくていい

・結果を出さなくていい

・でも確実に、あなたの中では何かが育っている

この時期は【焦らず、でも目を背けずに】自分の内側と対話しながら、

春に向けた準備を整えていくことが大切です。


🔹2月の問い

  • 今、内側でひそかに芽吹いているものは何ですか?
  • 急かされると感じる時、あなたは何を守ろうとしていますか?
  • 一見「何もない」と思える静けさの中に、実はどんな感情や気づきがありますか?

🔹この月を活かすためのアクション

  • 朝の静かな時間に5分でも、自分の気持ちを書き出してみる
  • 部屋の整理をして、物理的にも「余白」をつくる
  • 自分の内側の変化に気づけたら、そっと褒める

まとめ:つぶやき

私が2月にこの女神を選んだ理由が、静けさの中に強さをもつのが2月だなというイメージがあり、2月は男神より女神の印象が強く、静かに時を待ち凛とした佇まいで根を張る。

そんな感じで降りてきたので、この女神にしました。

まだ寒さが残るこの時期に、静かに目を醒まし時を待つ、ただ待っているだけはなく、自分の在り方を整える時期だという感じがしました。

年が始まった直後は新年という新たまった気持ちがあるなか、2月は休みボケも抜け日常に戻っていく人が多いと思いますが、新年の誓いを心に強く留めている人も少ない時期

だからこそ、2月は静かに胸に秘め、でも根を張る強さを忘れないーという意味も込めました。