― やめたいのにやめられない、その理由は“あなたが悪いから”ではありません ―

不倫をしてしまう女性には、いくつか共通した内面的な傾向や背景があります。
もちろん全員に当てはまるわけではありませんが、多くのケースに共通する“無意識のパターン”として以下の特徴が見られます。

💔不倫にハマりやすい女性の5つの特徴
① 自己肯定感が不安定
- 表面的には自立しているように見えても、「誰かに必要とされていないと不安」「好かれて初めて自分の価値を感じる」など、他者評価に依存しているケースが多いです。
✅「会っているときだけ、自分が“愛される人”になれる気がする」
② 愛され体験が乏しい(インナーチャイルドの傷)
- 幼少期に十分に甘えたり、愛された経験が少ないと、「手に入りにくい愛」こそが愛だと誤解する傾向があります。
✅「なぜか“追いかける恋”ばかりを選んでしまう」
③ 真面目で我慢強い性格
- 「人に迷惑をかけてはいけない」「頑張らなきゃ」など、感情を抑えて頑張ることが癖になっている人ほど、不倫のような関係で初めて「感情を解放できる相手」と感じやすいです。
✅「家庭ではいい人でいなきゃいけない。だけど苦しい…」
④ 寂しさや孤独を感じやすい
- 日常が充実していても、どこか心にぽっかり穴が開いているような感覚。そんな時に優しい言葉をくれる人が現れると、理性より“つながり欲求”が勝ってしまう。
✅「本当は寂しかった。でも誰にも言えなかった…」
⑤ 恋愛=自己価値の証明 になっている
- 恋をしていないと自分じゃない、愛されていないと意味がない。そんなふうに、恋愛を“存在証明”として使ってしまうことがあります。
✅「彼が私を求めてくれてる…だから私はまだ価値がある」
「弱さ」ではなく「心の仕組み」だった

不倫にハマる女性たちは、「愛に飢えていた」だけ。
そしてそれを誰にも理解してもらえないまま、“誰かのもの”に手を伸ばしてしまっただけ。
責めるべきは、あなた自身ではなく、「愛の受け取り方」を知らずに生きてきた仕組みのほうです。
「不倫をしてしまう女性の多くは、自分で自分を満たす方法を知らない」
この一言に尽きる場面が、とても多いです。
🔍なぜ“自分で自分を満たす方法”がわからないのか?
これは単なる知識の問題ではなく、
**「どう満たしてもらえるかを、学び損ねた」**という背景があります。
たとえば…
- 幼い頃、親に感情を受け止めてもらえなかった →「自分の気持ちって、受け取ってもらえないものなんだ」と学習する → 誰かに受け止めてもらえる体験を“恋愛”で補おうとする
- 頑張って認められることが当たり前だった → 「甘えると嫌われる」「頑張らない私は価値がない」と思い込む → だからこそ、“一瞬でも甘えられる恋”に依存してしまう
今まで心に空いた穴の部分に、男性から大切にしてもらえたという愛情が注がれることで、もっと満たして欲しいという欲望が出てきてしまうんです。
💡だから、不倫相手に求めてしまう
- 優しい言葉で自分を肯定してくれる
- 「愛されている」と感じることで存在価値を取り戻せる
- 会っているときだけ、自分が“救われたような感覚”になる
でも本当は…それって「一時しのぎの愛」なんですよね。
🍀本当の意味で満たされるには?
不倫相手の愛ではなく、「自分が自分の気持ちをちゃんと受け取ってあげること」
これが、愛の土台になります。
「寂しかったね」「本当は不安だったんだよね」
そうやって、自分の本音に寄り添えるようになったとき、恋愛依存から自然と卒業していける人はとても多いです。
なぜ、不倫をしてでも愛されたいのか?
それはインナーチャイルドが「まだ癒されていない感情があるんだ」ということを教えるために彼に惹かれるように仕向けたんです。
《彼の優しさや温もりって本当はもっともっと遥か昔にもらいたかった愛情そのものなんです》
ここからは、不倫する女性が抱えている見えない心のブロックについて解説していきます。
🔹2. 心のブロック①|「愛される価値が私にはない」ブロック
こんな風に思ったことはありませんか?
- 「どうせ私は本命にはなれない」
- 「“好き”って言われたときだけ、自分に価値がある気がする」
- 「彼がいなくなったら、自分が空っぽになりそう」
普段は堂々としているように見えても、心の奥底では
**「私なんて、ちゃんと愛されるわけがない」**という声が響いていたりする。
📍たとえば…
彼と会ってるときはすごく安心できるけど、帰り道はいつも不安になる。
“またしばらく会えない”って現実に気づくと、愛された感覚がすぐ消えてしまう。
💡心理背景
これは、子ども時代に「十分に愛された実感」が乏しかった場合に起きやすい傾向です。
「手に入りにくい愛」を追いかけることで、愛を勝ち取ろうとしてしまうんです。
🔹3. 心のブロック②|「孤独が怖すぎる」ブロック
こんな感覚、心当たりありませんか?
- 彼がいないと、自分の存在意義が見えなくなる
- 誰にも必要とされない気がして、気持ちが不安定になる
- 「ひとりの時間」が逆に苦しくて、泣きそうになる
📍たとえば…
休日、友達の予定もない日に彼と会えなかっただけで、すごく虚しくなる。
まるで「存在を認めてもらえる瞬間」が、彼と過ごす時間しかないみたいに感じてしまう。
💡心理背景
これは、“情緒的な自立”がまだ育ちきっていない状態でよく見られます。
自分で自分を満たす力が育っていないと、愛されていないと感じた瞬間に心が崩れます。
だから、関係を手放すこと=生きていけないほどの不安になってしまうのです。
🔹4. 心のブロック③|「本当の幸せは手に入らない」という諦めブロック
こう感じてしまっていませんか?
- 「どうせ私は、普通の幸せなんて得られない」
- 「もういい歳だし、今さら新しい恋なんて無理」
- 「誰かと本気で向き合うのって、怖い」
📍たとえば…
独身の男性と出会うチャンスがあっても、「どうせ私を選ぶわけない」と最初から心を閉じてしまう。
むしろ、既婚者のほうが“深入りしなくて済む”から、気持ちが楽だったりする。
💡心理背景
これは、本当に欲しい愛に対して「どうせ無理」と最初から諦めている心のクセです。
だから、「ちゃんと向き合う必要のない既婚者」との関係のほうが気楽に感じることすらある。
でも本音は、「誰かにちゃんと愛されたい」…そんな矛盾の中で揺れ続けているのです。
また、不倫している時の「男性性」と「女性性」のバランスは、**ほとんどの場合“歪んでいる”**状態にあります。
🧭【不倫中の女性に多い「男性性と女性性」のパターン】

私たち1人ひとりに、目には見えないエネルギーがあり、男性性(思考)と女性性(感情)があります。
右脳と左脳という言い方もできます。
そのバランスが崩れる(どちらかに傾く)ことで、恋愛を拗らせてしまったり、歪んだ会いに執着してしまうことが多いんです。
不倫している時の「男性性」と「女性性」のバランスは、**ほとんどの場合“歪んでいる”**状態にあります。
🔹① 女性性が過剰に働きすぎているパターン(依存・受動型)
- 相手にすべてを委ねる
- 「愛してほしい」「求めてほしい」という気持ちが強くなる
- 自分で決めるより、“相手の都合”に合わせてしまう
- 待ち続ける、期待しすぎる、傷ついても受け入れてしまう
🔹女性性が過剰:愛されたい症候群タイプ(受け身・感情優位)
【特徴】
- 「愛されること=自分の価値」と思い込みやすい
- 自分からは動かず、待つことにエネルギーを注ぐ
- 嫌われるのが怖くて、自分の気持ちが言えない
- “好きでいてくれる人”にしがみつく
【キャラ例】
- 『花より男子』のつくし(初期)
- 地雷系女子キャラ(量産型・かまってちゃん系)
- 『ホリデイラブ』の里奈(依存・誘惑・涙・被害者ループ)
【感情パターン】
- 「LINEがこないと息ができない…」
- 「もっと私を見てほしい」
- 「私がこんなに苦しんでるのに、なんで平気なの?」
💥 このタイプの根底には
→ 幼少期の“愛されなかった記憶”や“感情の抑圧”があります。
→ 自分で自分を満たす力(内なる男性性)が未発達。
👉 男性性(自分軸・境界線・理性)が機能していないため、自分を守れず、「愛されたい」という欲求だけが暴走しやすい。
🔹② 男性性が過剰に働いているパターン(コントロール・諦め型)
- 「本気の恋は無理」と割り切っているつもり
- 「求めすぎたら壊れる」と自分に言い聞かせて感情を抑える
- 仕事や日常は淡々とこなすけど、内面は虚無感や孤独を抱えている
- 感情を閉じ込めて、理性や行動でコントロールしている状態
🔹 男性性が過剰:割り切り系サバサバタイプ(理性・行動優位)
【特徴】
- 感情に蓋をして「割り切ってる」と装う
- 周囲に弱さを見せず、ひとりで抱えがち
- 「自分が動かなきゃ」と何でもコントロールしたがる
- 愛を欲しがる自分を“甘え”だと責める
【キャラ例】
- 『あなたがしてくれなくても』の吉野みち(前半)
- 『昼顔』の木下あゆみ(隠れ我慢・理性派)
- 仕事ができる女性キャラ(恋に脆いけど自分を責めがち)
【感情パターン】
- 「別に期待してないから」
- 「本気にならなきゃいい」
- 「自分が悪い。どうせ私には無理」
💥 このタイプの根底には
→ “甘えること”への禁止や、過去の失敗による防御反応。
→ 女性性(感情・受容)が閉じ込められている。
👉 女性性(感情・柔らかさ・自己受容)が閉じ込められているため、「感じること」や「甘えること」に罪悪感がある。
🔹③ 両方が傷つき、停滞しているパターン(分離型)
- 行動できない、考えすぎる、でも感情にも翻弄される
- 自分の本音がわからなくなる
- 心も体もどこか“空っぽ”な感覚
- 本当は癒されたいけど、癒され方がわからない
🔹③ 両方が傷ついた:分離型・麻痺タイプ(空虚・停滞)
【特徴】
- 何も感じたくないし、何も考えたくない
- 思考も感情も止まっている(麻痺)
- 決断できない・抜け出す気力もない
- SNSだけ見て、心はどこか“フリーズ”してる状態
【キャラ例】
- 『silent』の紬(感情の奥で本音が詰まっている)
- 『リバーサルオーケストラ』の朝陽(心を閉ざした状態)
- 心が空っぽで、何にエネルギーを注げばいいかわからない人
【感情パターン】
- 「何をどうしたらいいかもわからない」
- 「気づいたら涙が出てる」
- 「幸せとか、よくわかんない」
💥 このタイプの根底には
→ トラウマ的な恋愛体験・喪失・家庭環境の不在
→ 男性性も女性性も“凍っている”状態。
👉 男性性(意思・判断)も女性性(感情・受容)も、それぞれ傷つき、うまくつながっていない状態。
🌱 回復のためには?
大切なのは、自分の内側の男性性と女性性が“会話”できるようになること。
- 女性性が「寂しい」と言ったときに、男性性が「そっか、じゃあ休もう」と応えてくれる
- 男性性が「限界だ」と感じたときに、女性性が「大丈夫、一緒にいよう」と寄り添ってくれる
このような内的対話ができるようになると、自然と不健全な恋愛を手放せるようになります。
まとめ
今回の記事は、不倫がやめらない女性に共通する3つのブロックについて解説してきました。
どんなに悪いことだと分かっていても、バレたら大変なことになると分かっていてもやめられないのは、それだけ心の傷が深いという証拠でもあります。
それほどにまで欲しかった愛情が心の底にあるんだということです。
そして、それを外側の誰かに補ってもらおうとせず、心の仕組みを知って自分で変えていけるんだと気づいた瞬間から潜在意識は変わり始めます。
自己否定するよりまずは、なぜそうなってしまうのかという心の仕組みを理解していきましょう。