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「やめたくないけど苦しい恋」の正体——“遊びでもいい”と誤魔化す私の心の奥にあるもの——
わかってるのに、離れられない
「これって遊びだよな…」って、心のどこかでは気づいてる。
本気じゃないってわかってるのに、なぜか離れられない。
彼の言葉が甘くて優しくて、ずっと欲しかった言葉をかけてくれる・・・
だから、「遊びでもいいから繋がっていたい」
そんな風に真実から目を背けて誤魔化した夜、何度あっただろう。
占いに頼って彼の気持ちを確かめた日もあった「彼の潜在意識ではあなたとの所に今すぐにでも行きたいと思う気持ちがあるようです」
その言葉を聞いて何度救われただろうか・・・「彼は私のことを思ってくれているんだ」って
でも、中々連絡がつかない日が続いたり、「今忙しいからまた連絡する」って後回しにされる日が続く・・・
苦しいのに、どうしても手放せない——
そんな矛盾に、私自身も何度も飲み込まれてきた。
彼に会いたい気持ちが勝ってしまう
彼がいないと「私」っていう存在を保つことができない
彼のためなら辛い仕事でも乗り越えられる・・・そう彼が生きる希望になっていた
1. 私の体験談:笑えるのは、彼の隣にいる時だけ
「遊びかもしれない」と分かっていながら、会いに行ってしまう。
彼の言葉や態度に、「本当は好きなんじゃないか」と望みをかける。
だって「仕事終わった?」「今何してんの?暇なら遊ぼう!迎えにいくから」って言ってくれる
私が1番欲しい言葉たち
そして、仕事終わりに彼と会える・・・この楽しみがあるから仕事も頑張れる
一緒にいる時だけは、笑えて、愛されてる気がする。
大好きなのにお互いにディスってふざけあって、お金がないから近くの公園や海で遊ぶ毎日でも、ただ同じ空間にいるだけでも、楽しくて楽しくてしょうがなかった。
彼と一緒にいれるならその空間は私にとってディズニーランドだった。
でも帰り道や、連絡が途切れた瞬間に、孤独と虚しさが押し寄せる。
彼の優しさは、私の価値を証明してくれるような気がして、一緒にいる時だけが唯一私らしく無邪気で素直な自分になれる。
それが欲しくて、苦しみを知りながらも、また会いに行ってしまう。
2. 感情の動き:痛みと快楽の中毒性
- 「遊びでもいいから側にいたい」と思い込む
- 本当は「選ばれない」ことが怖すぎて、「私のことどう思ってるの?」が聞けない
- “繋がってる安心感”が欲しくて、写真やラインの文章をなんども読み返して彼の存在を確かめようとする。
- 苦しいけど、LINEの文面や会話の断片を証拠にして、自分を誤魔化す
- 会えないと不安になるし寂しくて死にそうになる。でも会った瞬間にその痛み全部が一瞬で吹き飛んでしまう
この恋は、愛じゃない。
でも、彼の隣にいるときだけは、“自分の存在が肯定されている”ような気がする。
その快感が強烈すぎて、痛みとセットでも手放せない。
3. 心理背景:苦しいのに繋がりに依存する理由

「彼と一緒にいる=私には価値がある」
——この思い込みがあると、恋愛の形がどうであれ、とにかく繋がりを失うことが怖くなる。
だから本気じゃなくても、遊びでも、彼が求めてくれることが安心になる。
- 夜に急に呼び出されても「必要とされてる」と感じて嬉しくなる
- 会っている間は幸せだけど、帰り道には「本当に好きなのかな?」と疑問が押し寄せる
- 連絡が来ると舞い上がるのに、来ないと不安でいっぱいになる
この繰り返しはまるでジェットコースター。
感情の揺れ幅が大きいほど、脳は強く刺激される。
結果として「快感と苦痛の両方」にハマり込む“中毒”のような状態になる。
ここで大事なのは、なぜそんな中毒状態に陥るのかということ。
それは 「選ばれなかった記憶」 が心の奥に残っているから。
幼い頃に「見てもらえなかった」「選んでもらえなかった」経験をすると、「誰かに選ばれて初めて自分には価値がある」と思い込みやすくなる。
だから、大人になっても——
- 遊びでもいいから彼に呼ばれると安心
- ちゃんと愛されてなくても「必要とされること」自体が快感になる
この仕組みが、苦しいのに繋がりに依存してしまう理由なんです。
私自身も、彼に認めてもらいたい一心で必死に「女らしさ」を演出していた。
それは自分のためではなく、彼の目に留まるため。「今日なんか可愛いじゃん」とか言って欲しくて
当時はブランド服ばかりを買い漁り、給料の半分をつぎ込んでいた。
「この服を着れば彼は喜ぶはず」
「これがないと愛されない」と勝手に思い込んでしまい
そうやって“条件付きの価値”を自分に課しながら、彼に選ばれる安心感を得ようとしていた。
でも実際は、これこそが依存の正体。
「彼に選ばれていること」そのものが、自分の存在証明になっていたから。
つまり、繋がりに依存する理由は、
- 幼少期の「選ばれなかった痛み」があるから「選ばれるために行動する」
- 大人になってからの「彼に求められている間だけ安心して、ここにいていいんだと思える」この2つが重なって、中毒のように強化されていくからなんです。
4.構造の整理:前回との違いと共通点
「やめたいのにやめられない恋」と「やめたくないけど苦しい恋」って似てるけど、少し違う。
- やめたいのにやめられない恋→ 理性では「ダメだ」と分かってるけど、感情が強すぎて引き戻される。(頭と心が真逆に引っ張り合っている状態)
- やめたくないけど苦しい恋→ 「本気じゃないのは分かってる」けど、その繋がりが自分の安心になってしまっている。(相手への愛より、“繋がってること自体”に価値を置いてしまう状態)
どちらも最終的には同じ問いに行き着く。
「私は本当に愛される価値があるの?」
つまり、問題は彼じゃなくて、**「自分が自分の価値を信じられていないこと」が原因でこんな辛い恋愛を選択してしまっているってこと。
5. 抜け出すヒント:自分の心に問いかける
- 「私は彼に何を求めてしがみついてるのか?」を問いかける
→ 愛?安心?存在証明? - “愛”ではなく、“安心感”や“自己価値の証明”に依存していることを自覚する
- インナーチャイルドに「本当はどうして欲しかったの?」と聞く
→ 「見てほしかった」「選ばれたかった」「置いていかないでほしかった」 - 「私は遊びで終わらない愛を選んでいい」と自分に許可を出す
💬 まとめ:つぶやき
私は16歳で出会った彼を、15年間も忘れられずにいました。
その間、穴埋めのように付き合った人はいたけれど、結局どの恋も長続きしない。
心のどこかで「やっぱり彼じゃないとダメ」と思いながら、いつも仕事や日常を過ごしていました。
どんなに他の人と恋をしても、時間が経つと必ず気持ちは彼に戻ってしまう。
そんな片想いをこじらせたまま、大人になってしまったんです。
彼に惹かれ続けた理由
なぜ、こんなにも彼に執着してしまったのか
その答えはシンプルでした。
彼が父親にそっくりだったから。
不器用で、愛情表現が下手で、無口。
でも、時々思いつきで「〇〇行くよ」と遊びに連れて行ってくれる。
その突然のサプライズ的な優しさに嬉しい気持ちと心がワクワクする気持ちが重なる・・
私は、その“父親そっくりの愛情表現”を、彼に重ねていたのです。
突然電話で「今家の下にいるから少し話ししよう」とか言い出したり、「お前〇〇にいるだろ?」と私を見つけたら電話するか、見つけたら駆け寄ってくる彼のその態度が大好きでした。
他の誰もやらないようなことを彼は私にしてくれる。
だから余計に離れられなくなってしまう・・・
でも、実は父に求めていたものを、彼に投影していただけだったんです。
私は兄弟の中で、いちばん父に愛されたかった。
もっと構ってほしかった。
一緒に出かけたかった。
「私を見てほしい」「私だけを特別扱いして欲しい」「もっと構って欲しい」
その願いが叶わなかったからこそ、彼を通して埋めようとしていたんです。
彼に惹かれたのは“恋”だけじゃなかった。
私の中のインナーチャイルドが、父からもらえなかった愛情を、彼に投影して求めていたからでした。
彼を完全に忘れることができたのは、本当につい最近のこと
インナーチャイルドを癒したことで、偽の愛情をもらう必要がなくなった時に、彼への幻想が溶けていきました。
本来の彼の姿を父親の投影なしでみることができ、「私のこと利用したいだけなんだ」ってことがはっきりと見えたことで、長年片想いしていた相手からようやく卒業することができたんです。
苦しい恋・報われないと分かっている恋と本当の意味でさよならするためには、インナーチャイルドの声を聞くことが大切なんだと私は強く感じました。
だから、今まさに苦しい恋にしがみついている人へ伝えたい。
やめられないのは弱さじゃなく、まだ癒されていない願いがあるだけ。
その願いに気づけたとき、あなたも幻想から解放される瞬間が必ず来ます。