【インナーチャイルド】恋愛だけうまくいかない人が、無意識に守っているもの

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〜心のブロック(防衛反応)を知り、自分を愛するための全技術〜

「仕事はやりがいを感じているし、周囲からの信頼も厚い。

友達と過ごす時間は楽しく、人間関係に大きな悩みがあるわけでもない。

なのに……どうして恋愛だけは、いつも同じ場所で足が止まり、同じ理由で崩れてしまうんだろう?」

夜、一人でスマートフォンの画面を眺めながら、そんな風に自分を責めていませんか?

「私に魅力がないからだ」

「相手を選ぶ目がないんだ」

「もっと若ければ、もっと可愛ければ……」

そうやって、自分の中に「足りないもの」や「悪いところ」を探しては、さらに自信を失っていく。

その苦しみを、あなたはこれまで何度も繰り返してきたのかもしれませんね。

あなたが恋愛で苦しんでいるのは、あなたがダメだからではありません。

あなたが、自分自身をあまりにも一生懸命に守ってきた証拠なのです。

この記事では、恋愛における「心のブロック」の正体を解き明かし、あなたが自分自身でその重い荷物を下ろし、愛を受け取れるようになるための手順を、どこよりも丁寧に解説していきます。


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第1章:ブロックは「あなたを守る盾」だった

よく「心のブロックを外そう」という言葉を耳にします。

すると多くの人は、ブロックを「邪魔なもの」「自分を邪魔する悪い癖」のように捉えてしまいます。

しかし、ブロックの正体は、あなたを苦しめるために生まれたものではありません。

それは、かつてのあなたが、あまりにも深い悲しみや孤独を感じたとき、これ以上心が壊れてしまわないようにと作り上げた**「防衛反応」**です。

あなたを守るためのものだということを理解しないといけません。

1-1. なぜ「恋愛だけ」で発動するのか

仕事や友人関係ではうまくいくのに、なぜ恋愛だけが特別に難しいのでしょうか。

それは、恋愛が「生きていく中で一番、人との距離が近くなる場所」だからです。

距離が近くなればなるほど、人は無防備になります。無防備になるということは、傷つくリスクも最大になるということです。

あなたの心の中にいる、かつて傷ついた記憶(ここではインナーチャイルドと呼びます)は、距離が縮まるのを感じると、サイレンを鳴らして警告します。

「危ない!これ以上近づいたら、またあの時のような痛い思いをするよ!」と。

この警告こそが、恋愛を自ら壊してしまったり、無意識に相手を遠ざけたりする「ブロック」の正体です。

つまり、ブロックとは、あなたの心が必死にあなたを守ろうとしている「愛の形」でもあるのです。

1-2. 足すのではなく「知る」ことが解決への近道

恋愛がうまくいかないとき、私たちは「何かを付け足すこと」で解決しようとしがちです。

メイクを磨く、駆け引きを覚える、自己肯定感を上げるためのメソッドを詰め込む……。

しかし、盾(ブロック)を重そうに抱えたまま、どれだけ新しい鎧を着込んでも、心は疲弊するばかりです。

いま必要なのは、新しい技術を学ぶことではなく、**「私は一体、何から自分を守ろうとしているのか?」**を、優しく、丁寧に見つめてあげることです。


第2章:あなたの「守りのパターン」を分解する

泣いている子供と親

具体的に、恋愛でどのような「守り」が出ているのか、2つの典型的な例を挙げて詳しく見ていきましょう。

例題①:いい感じになっても、なぜか交際に至らない

「マッチングアプリで何人かと会う。会話も楽しいし、相手も好意的。

でも、あと一歩で『付き合おう』という雰囲気になると、なぜか縁が切れてしまう、あるいは自分からフェードアウトしてしまう……」

このタイプの人は、表面上はとても頑張っています。

身だしなみを整え、相手の話に共感し、失礼のないように振る舞います。それなのに、なぜか「次」に繋がりません。

【ブロックの位置:近づく手前の防衛】

このタイプの方が抱えているブロックは、**「選ばれない前提の安全運転」**です。

「本気になって、もし選ばれなかったら……。その絶望に耐えられる自信がない」

という深い恐れが根底にあります。

そのため、無意識に以下のような行動を取ってしまいます。

  • 相手に合わせすぎて、自分の意見を言わない
  • 無難な会話に終始し、本音(弱さやこだわり)を見せない
  • 相手が踏み込んでこようとすると、冗談でかわしたり壁を作ったりする

これらはすべて、「これ以上近づいて否定されたら立ち直れない」という痛みを避けるための防衛です。

しかし相手からすると、「何を考えているかわからない」「手応えがない」と感じられ、結果として距離を置かれてしまうのです。

あなたが守っているのは、**「期待して裏切られる痛み」や「存在を否定される痛み」**なのです。

例題②:付き合っても、数ヶ月で振られてしまう

「付き合うまでは順調。でも、3ヶ月から半年くらい経つと、決まって相手から『重い』『合わない』と言われて終わってしまう。

いつも理由は曖昧で、自分だけが取り残された気持ちになる……」

このタイプの方は、人と深く関わる勇気を持っています。

しかし、一度関係が出来上がると、今度は「失う恐怖」という巨大なモンスターが暴れ始めます。

【ブロックの位置:素が出る直前の防衛】

付き合い始めの「理想の自分」でいられる時期が終わり、素の自分が見え隠れし始める頃、自己防衛が強く働きます。

「こんなにダメな私を知られたら、きっと嫌われる」

「彼はいつか私に飽きて、どこかへ行ってしまうに違いない」

この不安に耐えられなくなると、行動は2つの極端な方向に分かれます。

  1. 自分を消して合わせすぎる: 相手の顔色を伺いすぎて、都合の良い存在になろうとする。結果、相手は「一緒にいても手応えがなく、つまらない」と感じます。
  2. 不安を埋めるために確認しすぎる: 返信の遅さを責める、愛情を言葉で強要する、相手を試す。これは「捨てられる前に、愛されている証拠を繋ぎ止めたい」という必死の防衛ですが、相手には「重荷」となって伝わってしまいます。

あなたが守っているのは、**「ありのままの自分を出して、捨てられる痛み」**なのです。


第3章:インナーチャイルドを癒やす「掘り下げ」の技術

自分のブロックが何かわかったとしても、それを「やめよう!」と思うだけでは解決しません。

なぜなら、ブロックを司っているのは「思考」ではなく、もっと深い場所にある「感情の記憶(インナーチャイルド)」だからです。

ここでは、その子(感情)と対話し、ブロックを緩めていくための具体的な手順を解説します。

3-1. 掘り下げの鉄則:思考(頭)に聞かない

「どうして私はこうなの?」「何が原因なの?」

こうした問いかけは、すべて「頭」を使った分析です。

インナーチャイルドは、理詰めで質問されると怖くなって、さらに殻に閉じこもってしまいます。

大事なのは、**「今、この瞬間の体感」**から入ることです。

3-2. 実践の手順:心の階段を一段ずつ降りる

ステップ1:特定の「場面」を固定する

漠然と「私の人生」について考えるのではなく、心が波立った具体的な「1シーン」を選びます。

(例:LINEが既読にならないまま1日が過ぎた夜/彼に本当の気持ちを飲み込んだ瞬間)

ステップ2:身体の反応を観察する

その瞬間、あなたの身体には何が起きていますか?

  • 胸がギュッと締め付けられるような痛み
  • 喉が詰まって、言葉が出せなくなる感覚
  • お腹の底が冷えて、固くなる感じ
  • 呼吸が浅くなり、指先が冷たくなる

まずはこれらを「あぁ、今私はこう感じているんだね」と、ただ認めてあげてください。理由はいりません。

その感覚に寄り添ってあげるだけで、インナーチャイルドは「気づいてもらえた」と安心し始めます。

ステップ3:感情に名前をつける

今出ている感情を、飾らない言葉で一つだけ置いてみます。

「怖い」「寂しい」「惨め」「怒り」「虚しい」。

もし「死にたいくらい辛い」なら、その言葉も否定せず、そのまま受け止めてあげてください。

ステップ4:防衛の「目的」を聞く

ここで、優しく自分に問いかけます。

「この『怖さ』や『怒り』は、私を何から守ってくれているの?」

これまでの「どうして(原因)」ではなく、**「何のために(目的)」**という聞き方に変えるのがポイントです。

すると、心の中から小さな声が聞こえてくるかもしれません。

「これ以上期待すると、裏切られた時に死んじゃいそうだから、期待しないようにしてるんだよ」

「嫌われたくないから、黙って自分を消しているんだよ」

この答えが出たとき、あなたは自分のブロックが**「健気な守り役」**だったことに気づくはずです。


第4章:掘り下げでやりがちな「NG」と対処法

泣いている子供

自分一人で掘り下げをしていると、かえって苦しくなってしまうことがあります。

そうならないための注意点をお伝えします。

4-1. 正解を探そうとしない

「納得のいく原因が見つからない」「過去のトラウマを思い出せない」と焦る必要はありません。

掘り下げのゴールは、原因を見つけることではなく、

**「今、苦しんでいる自分を無視しないこと」**です。

何も思い出せなくても、「今、胸が苦しいのは事実だね」と寄り添うだけで、それは立派な癒やしのプロセスになっています。

4-2. 思考に逃げない

「これはきっと、母親との関係がああだったから、こういう心理が働いているんだわ」と、

すぐに知識で解決しようとするのは、インナーチャイルドの声を「知識」で塞いでいるのと同じです。

説明は後回しで構いません。

まずは、泣きたい感情や震える身体を、そのままにしてあげてください。

4-3. 無理にポジティブに書き換えない

「ブロックを見つけたから、明日からは自信を持とう!」と強引に書き換えるのは、怪我が治っていないのに無理やり走らせるようなものです。

「今はまだ、怖くて盾を離せないんだね。

いいよ、今まで守ってくれてありがとうね」と、

**現状をそのまま受け入れること(自己受容)**が、結果として一番早くブロックを緩めることになります。


第5章:ブロックを「外す」のではなく「扱う」

最後に、とても大切なことをお話しします。

ブロックは、ある日突然、完全に消えてなくなるものではありません。

長年あなたを守ってきた盾ですから、手放した直後は心細くなることもあるでしょう。

大切なのは、ブロックを「外す」ことではなく、**「ブロックが出ている自分に気づき、扱い方を変えること」**です。

恋愛で不安になったとき、

「あ、今私のブロック(守り役)が暴れ出したな。怖いんだね。大丈夫だよ」

と客観的に自分を見られるようになると、感情に飲み込まれて自爆することが圧倒的に減っていきます。

これを繰り返していくうちに、あなたの心の中に「安心感」という新しい土台が築かれていきます。

重い盾を置いても大丈夫だと思えるようになったとき、あなたは自然な笑顔で、自分にぴったりの愛を受け取れるようになっているはずです。


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