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『彼女のことが頭から離れない』『不安で何度も連絡してしまう』『彼女から連絡がないと不安になる』
あるいは…彼氏または好きな人が不安型愛着スタイルのような気がする…。
今回は不安型愛着スタイルの男性の特徴を解説していきます。
愛着スタイル・不安型とは?
愛着スタイルとは、幼少期の親(養育者)との関係で得てきた(サバイバルスキル)人と接する時に出てしまう行動や愛情表現のことをいいます。
愛着スタイルには『安定型』『不安型』『回避型』の3つのタイプに分かれています。
今回は不安型愛着スタイルの男性に絞って解説していきます。
不安型タイプの特徴とは?
『人に気を遣いすぎて、疲れてしまう』『自分は嫌われていないか気にしてしまう』『傷つきやすい』という傾向があります。
常に周りの反応に敏感に反応してしまったり、空気を読むことで嫌われないようにしている。
自己評価が低く、ありのままの自分の存在価値を認めることができずに、自分を追い込むまで必死に努力したりします。
それは《人から認められたい》とか《受け入れて欲しい・愛して欲しい》という思いからきています。
その為、ちょっとでも人からの反応が悪かった場合、自分の価値がなくなったように感じてしまい、不安に駆られたり、落ち込みやすいのが特徴です。
不安型愛着スタイルの人は、寂しがり屋で、取り残されることや、見捨てられることを過度に恐れているので、自分の機嫌よりも相手の機嫌を優先してしまう傾向があります。
自分で自分のことを満たすことができないので、誰かに満たして欲しいと思っていたり、受け入れて欲しいと思っています。
自分の生活圏内の重要な存在以外に対しても同じように献身的になってしまいやすい。
例えば、自分のことを大切に思っていない友人や都合のいい時にだけ連絡をしてきて利用しょうとする相手や、コキ使いたいだけの上司に対しても、顔色や反応を気にして、相手の機嫌を伺っています。
寂しがり屋で1人が苦手
不安型タイプの人は寂しがり屋で1人でいることを嫌います。
特に恋人ができると彼女優先になってしまいます。
恋人がいない場合は、友人と遊んでいたのに、恋人が出来た瞬間から友人との付き合いがなくなっていくことが増えていきます。
過剰なまでに愛情を求めしまうので、友人と一緒にいても満たされない感情があるので、その感情を埋めて欲しくて彼女のことばかり考えてしまいます。
また、友人といても彼女が何をしているのか気になってしまい、携帯が離せなくなってしまうのも、このタイプに多い傾向があります。
依存心が強くなるのも特徴です。
感情の振り幅が大きい
恋愛関係のような親密な関係になると、不安が強くなり、依存心が強くなる傾向があります。
酷い場合には、親密になればなるほど、依存心は強くなり執着してしまいます。
相手の些細な反応が気になってしまい、絶えず愛情表現を求めてしまう人もいます。
例えば、自分のことを後回しにされる(友人との遊びを優先された場合)
俺は〇〇のこといつも1番に考えているのに、〇〇は友達との付き合いを優先するんだ?
など、《自分を後回しにされる=冷めた》と考えやすく被害者意識になってしまいます。
ですが、喧嘩をして相手から連絡が一定時間来なくなると、不安に駆られて今度は弱気になって謝ってきたりします。
さっきはごめんね。言い過ぎた。俺が悪いごめんね。
ただ久々に友達と遊びたかっただけだよね?
なのに俺が余計なこと言ってしまっただけだから本当にごめん。
久々の友達とのデート楽しんでね!
と、今度は仲直りをするLINEを送ってきたりします。
最初は自分の気持ち(愛されたい)をストレートに伝えてきますが、相手が離れていくかもしれないと不安に感じたら、相手の気持ちを考えて行動しようとします。
なぜ?過剰反応してしまうのか?
不安型愛着スタイルの人は、1番側にいて欲しい人に過度な期待と依存をしていると同時に不安や猜疑心も抱いています。
相手が自分の思い通りの行動をとってくれなかったり、期待していた反応が返ってこない場合イライラや怒りに変わって攻撃的になってしまいます。
人一倍愛情を求めているが故に、それが得られないと感じると一気に感情が乱れてしまいます。
ですが、その怒りは、その相手だけが悪いのではなく、それは幼少期の頃からの影響を強く受けている場合がほとんどです。
未消化の感情を抱えている場合が多く、それは本人も記憶から消されていることもあります。
ここからは私の知り合いの男性(不安型愛着スタイル)が経験した幼少期のトラウマについて紹介します。
守ってもらえなかった幼少期
その彼の母親は、何回か再婚を繰り返すような母親で、父親も何回か変わったそうです。
その1人の義父が酒癖が悪く、普段は温厚で優しい人だけど、酒を飲んで帰ってくると、その男性に暴力をふるう人だったそうです。
理不尽な振る舞いに戸惑っている男性を、かばいもせず母親は『あんたが早く寝ないからだよ』と彼を見放してしまったそうです。
それからしばらくして離婚をしたそうですが、母親自身が不安型タイプの女性で、恋人がいない時期は優しくていい母親なのに、恋人ができると構わなくなってしまったり、お金だけ置いて帰ってこない日もあったそうです。
そんな不安定な親の元で育った男性は、自分を1番優先にしてくれないと、『捨てられた』と感じてしまい怖くなって彼女に、必要以上に執着していたのだそうです。
不安型愛着スタイルを克服する方法とは
不安型スタイルを克服をするために大切なのが『気づく』ことが大切です。
自分自身の囚われている考え方や、気持ちに気づいていくことを意識していきましょう。
日記やノートを用意して自分の今不安に思っていることや、心がざわついていることを赤裸々に書いていきます。
感情を書き出したらその紙は破り捨てるとスッキリします。
自分が頭で思っていることを書き出していくと『えっオレってこんな風に感じていたんだ』と思うことが沢山出てくると思います。
気分がスッキリするまで自分の感情に蓋をせず感じきることが重要です。
不安型タイプの人は、幼い頃から自分の感情を抑えてしまい、愛する人の顔色を伺いながら過ごしてきた人が多いので、抑えていた自分の感情を感じてあげるだけでも心が落ち着きます。
症状が出そうになる自分に対してできること
不安型タイプは、自分の感情を認めてあげることで、感情の起伏が穏やかになったりします。
ですが、ずっと同じ環境や人と関わっていると中々改善できない場合もあります。
例えば、職場でパワハラ気味の上司の顔色を伺いながら仕事をしている場合や、ストレスが過度な場合は、できるだけその環境から離れることをオススメします。
職場だけではなく、人間関係も同様です。
不安型の症状が出てしまうような人間関係を続けていると、克服までの道のりが遅くなる場合や、諦めて今の環境に自分が順応しようとしてしまいます。
まずはできるだけ症状が出ない落ち着いた環境作りが大切です。
それは親であろうと健全な関係値ではない場合は距離をとりましょう。
インナーチャイルドを癒す
インナーチャイルドとは、簡単に言うと、幼い頃の傷ついた自分です。
男性は女性と比べて比較的こういうことを言うと、否定的な意見を言う人もいますが、インナーチャイルドの癒しは大切だと思います。
過去の自分が今の自分を形作っているので、その間違った捉え方や、抑圧していた感情を認めることで、自分が何に囚われているのか気づくことができるからです。
恋人と喧嘩をして、いつも感情的になって上手く話し合えない場合も、過去の出来事が原因で、傷ついたあの頃を再現して繰り返しやっていることもあります。
インナーチャイルドの癒し方は、幼かった頃の《傷ついた出来事》や《悲しかった出来事》を紙に書き出していきましょう。
そしてあの時感じた感情を書いて下さい。
例えば、上記の彼の場合はこんな感情が出てきたそうです。↓↓
本当はお母さんにオレのこと、かばって欲しかった。
ただ見ているだけで何も言ってくれなかったことで凄く傷ついた。
俺はお母さんにとって必要ない子なんじゃないかって感じたよ…
と思ったそうです。
ここからはイメージワークをします。
傷ついた過去を思い出していき、幼い頃の自分がそこにいて傷ついた瞬間をイメージします。
その後ろで大人になったあなたが、幼い頃の自分を見つめています。
そして傷ついている自分に近づき『本当はお母さんに〇〇して欲しかったな』とぎゅっと抱きしめてあげましょう。
もし涙が出ても止めずに悲しかった感情を感じきって下さい。
このワークを繰り返しやっていくことで、心に巣食っていた感情が昇華されていきます。
まとめ
今回は不安型タイプの男性の特徴を見てきました。
特徴や恋人に対しての態度は、比較的不安型女性と似ていることがありますが、男性は一見分かりにくい部分もあり、親密になった相手にだけそういう態度を見せる傾向があります。
また、行き過ぎた執着を持ちやすいのも特徴なので、ストーカーにならないように気をつけないといけません。