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愛着スタイルとは?
愛着スタイルとは、対人関係において感じ方(感情)や行動や態度がタイプによって違います。対人関係の構築の仕方がことなりそれぞれのタイプに特徴があります。
多くは幼少期の家庭環境や愛情の受け方に起因して形成されていきます。
コミニケーションの取り方にはそれぞれ3つのタイプがあります。
【安定型】気持ちが安定しており相手も自分も尊重しコミニケーションが取れる。
【不安型】自分に自信なく寂しがり屋な傾向がある。
【回避型】ある一定まで距離が近くなると急に逃げ出したくなる。
この記事では回避型の特徴や関わり方などを紹介していきます。
回避型愛着スタイルとは?
幼少期に養育者から必要な愛情を与えてもらえずに育ってしまい愛着形成がうまくできずに人と関わる時に一定の距離を置いて関わろうとします。
養育者からネグレクトのような扱いをうけて育つと子供は愛情を求めても拒まれて傷ついてしまうので自分の感情を抑え込んでしまい、なかったことにしてしまいます。
そうして他者との関係を構築してきたので、人をあまり信用できなくなってしまいます。
自分の考えていることをうまく表現できないのもこのタイプです。
素直になって相手に拒まれるのが怖くて中々自分の本心を話しません。
回避型の特徴とは?
回避型愛着スタイルの人は自由な時間が大事で束縛を嫌う傾向があります。愛されたいと願う一方で、もっと一緒にいたいと言われると息が詰まるような感覚になります。
したがってこのタイプは恋人がいてもいなくても、結婚していても、常に親しい人と距離を置こうとします。
1人の時間が必要で人と一定の距離を保とうとするのもこのタイプに多い傾向があります。
1.一貫しない態度をとって相手を翻弄させる。押してダメなら引くとういう駆け引きをするのもこのタイプの特徴です。
2.付き合う前から束縛や1人の時間がないと無理など最初から相手を牽制しょうとしてきます。
3.恋愛はこういうものという固定観念があり自分ルールを曲げない傾向がある。
4.真面目な話しは避けるか話題を変えようとしてくる。
5.自分のことを深く探索されるのを嫌がる。
回避型との相性がいいのは?
ここまで回避型の特徴についてみてきましたが、ではどのタイプが回避型と相性がいいのか解説していきます。
【回避型×回避型】→基本的に回避型同士はお互いが深く関わろうとしないので距離が縮まりにくく恋愛関係には発展しないことが多いようです。
【回避型×不安型】→最初は激しく惹かれ合うことが多いが次第に回避型は距離をとり始め不安型は繋ぎ止めようと束縛したり連絡頻度をふやしてしまい回避型は益々距離をとろうと逃げていきます。
【回避型×安定型】→安定型は自分と他者を同じように愛することができるため不安型のように親密になろうと必死にならずに相手に合わせて少しずつ距離を縮めていきます。
回避型にとって相性がいいのは安定型の人です。自分のことを理解しつつ適切な距離感で接してくれるので安心して関係を築いていくことができます。
次は回避型と付き合うと危険なタイプをみていきましょう。
このタイプにハマると危険なタイプは?
ズバリ【不安型愛着スタイル】の人です。
不安型愛着スタイルの人は自分に自信がなく相手が自分のことを好きなのか確かめようとしたり、かまって欲しくて相手との距離を急速に縮めようとしてしまいます。
その行為が回避型の人からすると自分のパーソナルスペースに急に入り込んできたかのような恐怖に感じて逃げ出したくなり避けようとしてしまいます。
逆に不安型の人は去っていこうとする回避型の態度に不安をおぼえて繋ぎ止めようと必死になり回避型は益々逃げ出したくなるという負のスパイラルにハマってしまうケースが多い傾向にあります。
回避型の人と上手く付き合うコツは?
1.距離を縮めようと焦って行動しない。
回避型の人は急に距離が近づくと無意識に怖くなってしまい離れようとしてしまいます。
なので、焦って行動して近くに寄りすぎると返って嫌われてしまう可能性があるので相手と歩幅を合わせて親密になるようにしましょう。
2.相手から近づいてきたら優しく接する。自分からグイグイいかない。
回避型も根本的には【愛されたい】と思っているので、好きな人ができれば相手が自分のことどう思っているのか気になり接近してきます。ただ、駆け引きをする特徴があり、最初は回避型からアプローチしてきたのに一旦引いてみたりします。
相手の出方を伺っていて、無意識に自分を傷つける人なのかどうかを試しています。
なので相手の行動に振り回されずいつも一定の対応を心がけるようにしましょう。
3.相手が心を開いてくれるまでゆっくりと距離を縮める。
回避型は急に近づいてきては一旦離れるという行為を繰り返しがちです。相手が自分のことを本当に好きなのか試す行動がしばらく続きます。
関係が上手くいっていても突然離れたりすることもあります。安定が怖くて逃げ出したくなったりもします。
その原因は幼少期のトラウマから来るものがほとんですが、本人も無自覚な行動なので理由を問い詰められて、責められてもどうしようもないと思ってしまいます。
回避行動が性格の一部になってしまっているのでそこを理解してあげましょう。
4.約束事はきちんと守る。
回避型は不安型同様に根本的には【愛されたい】がベースにあるので自分との約束を破られると過去のトラウマと重なり合ってしまい、やっぱり自分は愛されていないんだと勘違いしてしまいやすくなります。
不安型は相手に『どうして?』と理由を聞くことができますが、回避型は拒まれることに敏感な為相手から拒否されたんではないかと無意識に判断してしまい、自分の気持ちに蓋をして相手には理由を聞かずに離れていったりします。
なので、約束が守れそうにない場合は前もって伝えるか、ちゃんと理由を説明して謝らないと信用してもらえなくなり距離ができてしまう可能性があります。
まとめ
今回は回避型愛着スタイルの特徴についてみてきました。
回避型愛着スタイルの人は幼少期に親から充分な愛情をうけられずに大人になってしまい、人との適切な距離感が掴めず一定の距離を保とうとします。
抱っこして欲しいのに拒まれたり、ケガをした時に慰めて欲しかったのに逆に泣いてることを叱られたりなど、感情を素直に表現することが出来ず押し殺してしまい、そんな感情がなかったものとして処理し、それが当たり前になり、本当の感情を見せることに恐怖を感じて、自らの殻に閉じ込ってしまう傾向があります。本来は不安型と同じ愛されたいと強く願う一方で、拒絶される恐怖心から最初から愛されることを避けようとしてしまうのです。
回避型の気持ちを理解し適切な距離感で接していくと信頼され回避型の人にとってあなたはかけがえのないパートナーになるでしょう。