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パーソナリティとはその人の個性や人柄のことを指しています。自分または相手のパーソナリティを知ることで人間関係を良好に保つことも簡単になります。
今回は回避性パーソナリティについて解説していきます。
回避性パーソナリティの特徴とは?➖距離をとり避けてしまう➖
回避性タイプの人の特徴は、《人と必要以上に距離をとり、避けようとする人のことです》
距離をとるのは気持ちの面だけではなく、物理的、身体的にも距離をとりたがる人なので、他の人から接近されることに敏感で、なるべく距離をとろうとしてしまいます。
回避性の態度で見分ける方法としては、顔と顔を向い合わせるような状況が苦手で、顔をそらして、目が合うの避ける傾向があります。
神経質な傾向があり人付き合いが苦手で、極度に気を使ってしまい精神的疲労感がたまりやすい傾向があります。
直接会うと相手に気を使い過ぎてしまって、自分を出せない人が多いので、ネットやSNSなど顔が見えないと気楽に人と接することができるタイプです。
会いたい気持ちはあっても、緊張してうまく立ち回れないかもしれないと思うと、傷つくのも嫌なので、それなら会わない方がいいと思ってしまい中々自分から積極的にいけないタイプでもあります。
また、体の動きがぎこちなく不器用な恥ずかしいがりやで、人前で体を動かしたり、肌をさらけ出すことも好みません。
このタイプの特徴として、失敗を極度に恐れているので、傷つくぐらいなら最初から何もしない方がマシだと考えてしまいます。たとえ実力はあったとしても、失敗することの方が怖いので自分の実力より下の仕事や会社で満足しょうとしてしまいます。
回避性パーソナリティチェックリスト
【自己診断チェック】以下の項目について、よく当てはまる場合(◎)、当てはまる(○)、どちらとも言えない(△)、当てはまらない(×)のいずれかで答えて下さい。現時点の気分や感情だけではなく、過去数年、あなたがどんな風に感じ、行動してきたかを振り返りながら、最も当てはまるものを選んで下さい。《どちらとも言えない》が多くなると判定の感度が低下するのでご注意下さい。
⬜︎断られたり、けなされたりするのが嫌なので、人付き合いの多い職場には就きたくない。
⬜︎自分に好意をもっていない人とはあまり関わりたくない。
⬜︎嫌われたらいけないので、親しい人とも、自分を抑えて付き合う方だ。
⬜︎馬鹿にされたり、仲間外れにされないか、いつも不安である。
⬜︎人に会ったり、出かける約束を、直前になってキャンセルすることがある。
⬜︎どうせ自分には魅力がないので、あまり人に好かれないと思う。
⬜︎新しいことをしょうとすると、うまくいかないのではと不安になって、実行しないうちに諦めてしまうことがよくある。
⬜︎水着を着たり、身体が相手と接触したりするのは、あまり好まない。
⬜︎面と向かってしゃべるのは苦手である。
⬜︎自分の気持ちや感覚を表現するのは苦手だ。
《判定》◎を2点、○を1として計算し、6点以上の場合、このタイプの傾向が認められるといえます。
引用元:なぜいつも似たような人を好きになるのか? 著者:岡田尊司
回避性の恋愛特徴は?
回避性パーソナリティは【草食系男子】と呼ばれるタイプです。
このタイプは、大人しく、ガツガツせずに何事も淡白で、自分の世界観を大事にしているので、急に接近してきたり、ノリよくテンションの高い絡み方をされるのがとても苦手で、大きな声をだしたり、ゲラゲラ笑ったりしている人は苦手な傾向があります。
回避性パーソナリティの人は、誰に対してもあまり親しみを感じないので、中々距離が縮まらないことが多く、感情もあまり表に出さないので、どう思っているのか感情が読みにくい傾向があり、態度がそっけなかったり反応がイマイチで、物足りなさを感じてしまうかもしれません。
自分にあまり自信がないので、好きになっても嫌われてしまうことが怖くて行動すろことが出来ずに好意を出すこともあまりしません。また、回避性パーソナリティタイプの愛着スタイルは【不安型・恐れ回避型】タイプもいます。
その場合は、親密な関係を避けながらも、人を求めているので自分の中で強く葛藤が生まれてしまいます。
また、SEXに関しても裸を見せ合うことに抵抗があることも多く、淡白になってしまいやすくセックスレスになってしまう確率が他のタイプよりも高いと言われています。
ですが、安心できる関係が築けたらSEXの喜びを感じることができます。また、安心している人に対しては、感情表現豊かになったり、よく話しをしてくれるようになります。
回避性パーソナリティの人との恋愛の注意点
このタイプは急に距離を縮めようとすると、不安になり自分の世界を守るため殻に閉じこもってしまいます。
ゆっくりと一歩ずつ信頼関係を作っていくようにしないと、自分の世界を壊そうとする危険な人だと認識されてしまいます。また、距離を縮めたくて、あからさまに相手を褒めるのもよくありません。最初から分かりやすく褒められると、とってつけたような褒め言葉に嫌悪感すら抱き、逆に警戒心をもってしまいます。
このタイプは《素直に喜ぶという回路が発達していません》なので、お互いにある程度知ってから、さりげなく内面などを褒める方が効果的です。このタイプは容姿や魅力については褒めない方が無難です。
また、このタイプには口うるさいく支配しょうとしたり、強引な態度は絶対にしてはいけません。面と向かって反発はしなくてもギリギリまで我慢しています。ですが限界を迎えたら突然逃げ出してしまいます。
このタイプは面と向かって自分の気持ちを言えない傾向があり、溜めてしまいやすく、ストレス過多になり、一度心を閉ざすと中々開いてくれないので、本人の気持ちを尊重し根気強く相手の気持ちを聞いてあげると、きちんと向き合ってくれるようになります。
またこのタイプは用心深く失敗を恐れて中々行動に移さないことも多く、肝心な問題から逃げる傾向があります。結婚や子供のことなど、一向に踏み切れずに恋人関係をいつまでも続けたいと考えてしまいます。
また、このタイプの最大の特徴が、慣れ合いや安心感がでてくると、今まで隠れていた依存性が顔を出してきて、パートナーがなんでもしてしまうと、相手に任せっきりになってしまい自分は面倒事から逃げようとしてしまいます。
そのせいでパートナーが愚痴を言ったりすると、鬱陶しく思ったり、親身な反応をしめさないこともあります。
このタイプと付き合ったり結婚を考える場合は、なんでも引き受けずに2人で話し合い問題を解決していく方が良好な関係を保てます。
どのように育ってきたのか
このタイプは親からいつも、良い所ではなく、できていない点を指摘されて、育ってきた人が多く、自己評価が低い傾向があります。褒めてもらえることが少なく、そのせいで、自分はどうせなにをやってもダメなんだと決めつけてしまう傾向があります。
また、他の子と比べられてダメ扱いされたというケースもよくあります。自分の主体的意識ではなく親から強く押し付けられて行動していて監視されるように育ったという人もいます。
それ以外でも、イジメを受けたり、人前で恥をかく体験をしたり、プライドを打ち砕かれる経験をしてしまい、自信をなくしてしまったという場合もあります。
このタイプはうまくいった経験より、ネガティヴな体験に囚われがちで、元々内気で大人しい人ばかりではなく、活発な子でも自信がなくなっていき、自己評価が低くなって消極的になっていった人もいます。
まとめ
このタイプは警戒心が強く簡単には心を開いてくれません。人に話すより自分の内側に籠って問題解決をしょうとします。
その為1人になる時間がとても重要になってくるので、そういう点を理解して距離を詰めすぎないように配慮して相手のことを受け入れる姿勢を見せることが重要になります。
相手を支配しようとしたり、口うるさく言ってしまうと、過去の親から虐げられた記憶とリンクしてしまい、心を閉ざして逃げてしまうか、自分の殻に閉じこもって距離を取ろうとしてしまうので注意が必要です。
現在のパートナーがこのタイプに当てはまる場合は、良好な関係を築くためには、歩み寄りと距離感を大事に接していくと関係が上手くいきやすくなります。