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周りから雑に扱われたり
なんだか下に見られているような気がする
「でも、言い返せない」こんな経験はないでしょうか?
とくに優しい人ほど他人に舐められやすいという悩みを持つ人は多いもの。
今回の記事はそんな人から舐められやすい人がやりがちな行動を解説していきます。
この行動を意識してやめていくだけで、周りの態度が良くなっていくので参考にしてみてください。

人から舐められやすい人の特徴とは?
実は、他人に舐められるかどうかは、見た目や肩書きだけで決まるものではなく、舐められてしまいやすい行動パターンがあるからなのです。
場所や環境・人間関係が変わっても似たような態度をとられることが多い場合は、自分自身が無意識のうちにそういう行動をとってしまっている可能性があるので、日頃の自分の態度を振り返ってみましょう。
ここからは詳しく解説していきます。
自己犠牲を伴う過剰な親切

職場や友人など、周囲の人から頼まれごとをされると断れず「はい、わかりました」と引き受けてしまうなど、自分の仕事で忙しいのに、同僚の仕事まで手伝ってしまう
イレギュラーな頼みも断りきれずに、引き受けてしまう
こういった自己犠牲を伴う過剰な親切は周囲の人から舐められる原因になってしまいます。
毎回誰かの要望に答えてしまうと、それはやがて相手にとって当たり前のことになってしまい、あなたが無理してそれをやっているなんて思いもせず、また同じように毎回頼んでしまうことがあります。
例えば、職場の飲み会の幹事をやらせたり、大事なプレゼンの資料をお願いされたりなど、本当は苦手なのに無理してやっているものほど、毎回のように回ってきたりします。
その結果、自分の時間を犠牲にして、周りの人のお願いごとに自分の時間が多くとられてしまうことになります。
過剰な自己犠牲をやめる方法は、自分の限界を知ることが大切です。
体力的にも精神的にも、余裕がある時だけ人を助けるようにしましょう。
具体的には「100%の力」ではなく、「70%程度」のゆるさで人と接することができるようになると、疲れることが大幅になくなります。
次に重要なのは、自己犠牲を伴う依頼には《NO》を即座に言うことです。
でも、自己犠牲的なタイプって、どこまで無理していて、どこまでがOKなのか?自分でもわからなくなっていることが多い傾向があります。
そんな時は、「本当はやりたくないのはどれ?」と事前に自分に聞いてみてください。
そのうちの一つの依頼が来たら、勇気をもって《できません》と伝えてみる練習をしましょう。
断る際に理由を詳しく説明する必要はないということも覚えておくといいかもしれません。
また、断りたい案件が来そうな時に先にセリフだけ決めておくのがおすすめです。
断るのが苦手な人は、実際に断りたい案件がきた時に緊張したり、怖気時ついて引き受けたりしないために「すいません、今回は難しいです」とだけ伝えるようにしましょう。
自分を低く評価する発言
「私才能ないから・・・」
「私なんかがやっていいものなのかわかりませんが・・」など、こいった発言をよくしていませんか?
実はこれらの言葉はあなたが思っている以上に周囲の人に強い印象を与えてしまっています。
私たち人間は、「自分で自分をどう扱うか」によって他人からもそのように扱わられる傾向があります。
心理学では「自己評価と他者評価の相関関係」として知られています。
つまり、自分自身を低く評価すればするほど、周囲もあなたを低く評価するようになるということです。
あなたが無意識に発している「私は価値が低い人間です」というメッセージを相手は敏感に感じ取っているのです。
この自分を低く評価する発言には「謙虚さ」と「自己卑下」という重要な違いがあります。
謙虚さとは、控えめで素直な姿勢のこと、一方自己卑下とは自分を必要以上に低く評価すること。
あなたがやったことで何かを褒められたとき謙虚な人は、「ありがとうございます。皆さんの力があってこそです」と言います。
しかし、自己卑下している人の口癖は「いえいえ私なんて全然ダメなんです」と否定します。
一見謙虚に見えるかもしれませんが、実際には「自分の価値を認めない姿勢」を無意識に示してしまっています。
自己卑下によって「自分に自信がない」というシグナルを送ることは、人間関係では弱い立場に追いやられがちになります。
「この人になら何を言っても押し切れるだろう」と相手に無意識のうちに思わせてしまうのです。
これが舐められる大きな原因の一つになっています。
では、自己卑下をなくすためにはどうしたらいいのか?
「私なんて」「自分なんかが」といった言葉を使わないこと!これだけでも印象は大きく変わります。
そして、意見を述べる際は、相手の意見を尊重しつつもハッキリと伝える習慣をもちましょう。
自分の意見を言うのが苦手な人は、あらかじめセリフを用意するのがオススメです。
事前に、こんなシチュエーションがあったら「そういう意見もごもっともですが、私は〇〇だと思います」と言うと、決めておくと本番に焦ることなく伝えることができるようになります。
不快な思いを伝えない

自分が属するコミニティーの中で何か嫌なことをされても「波風たてたくない」「関係が悪くなるのが怖い」と考えて、不快な思いを抑え込んでしまう人は多いものです。
しかし、これは舐められるサイクルの始まりかもしれません。
例えば、人と会う約束があるとき、当日の朝になってから、突然相手が日程変更を言ってきたとき、本来なら「急な変更は困る」と伝えるべきところを「まぁいいか」と受け入れてしまう
すると相手は「あの人は何をしても文句を言ってこない」と学習します。
そして、次第に「この人なら予定を変えても大丈夫」と思われるようになります。
これは「不快な思いを伝えない」ということだけではなく「常に他人に同調するだけ」「他人にNOと言えない」と言った行動も含まれます。
いずれも「相手を不快にさせたくない」「自分さえ我慢すれば丸く収まる」などの思いが根底にあることが多いのですが、相手を尊重することと、なんでも相手の欲求に応えることは全くの別の問題です。
適切に自分の境界線を示すことはお互いを尊重し合う健全な関係を築くためには必要不可欠です。
特に日本人は「和を乱さない」文化の中で育つため、自己主張をすることに罪悪感を抱きやすい傾向があります。
しかし適切な自己主張=攻撃的な態度という訳ではありません。
不快な思いを伝えないまま溜め込むと、いつか爆発して相手を傷つけてしまうリスクも高まります。
少しずつ溜まっていく不満のコップがある日突然溢れてしまうのです。
そうなると「あの人は急に態度が変わった」と思われ、かえって関係が悪化することになってしまいます。
さらに、自分の気持ちを伝えない人は、周囲から「本音がわからない」「何を考えているかわからない」と不信感を持たれることも・・・
みせかけの調和よりも、お互いに本音で話合える関係の方が長期的には健全で強固な人間関係を築けます。
「相手を否定せずに事実と自分の気持ちを伝える」ということを意識してみてください。
例えば、急な予定変更を相手が言ってきた場合、「急に日程を変えるのはやめれくれない?」とストレートに伝えるのではなく、「もっと早めに言って欲しいな」と自分の気持ちも素直に言うようにしましょう。
これは「I(アイ)メッセージ」と呼ばれる効果的なコミニュケーション方法で、主語を「私」にすることで自分の感情を相手に伝えつつも、その先の判断は相手に任せるという方法です。
あくまで最終判断を相手にゆだねているため、相手を尊重したコミニュケーションの一つとして心理学でも知られています。
そして、意見の違いがあっても恐れないこと、健全な関係では、違う意見があって当然です。
「私はこう思うけど、あなたはどう思う?」とお互いの視点を尊重する対話をこことがけることが大切です。
自分の意見をもち、必要な時に境界線を示せる人は、一部の人からは「付き合いにくい」と思われるかもしれませんが、本来の健全な人間関係の証でもあります。
「すべての人に好かれる必要はない」という認識をもつと、きっと今よりも楽に人間関係を考えられるはずです。
「すみません」が口癖の人
「手伝ってもらってすいません」「すいませんわざわざ来てくれて」などこいった言葉が口癖になっていたりしませんか?
誰かにサポートしてもらった時に「ありがとう」ではなく、つい「すいません」と言ってしまう。
一見すると謙虚で丁寧な態度に見えますが、実は知らないうちに自分の価値を下げるメッセージを相手に送ってしまっています。
他人に何かを手伝ってもらった際に、「すみません、申し訳ないです」と言うのと「ありがとう、助かります」と言うのとでは、相手に与える印象が大きく異なります。
前者は「あなたに迷惑をかけて申し訳ない」というメッセージで、後者は「あなたの協力に感謝します」というメッセージです。
この違いが非常に重要であり「すいません」ばかり言う人は、自分が人に迷惑をかけているという負い目や罪悪感を常に持っているのです。
このタイプが勘違いをしているのが、相手にへりくだる態度を見せることで不快な思いをさせないだとろうと考えています。
こうした態度が相手からみると「この人は自分に自信がないんだな」という印象を持たれてしまい、それが舐められる原因にもなっていくのです。
誰かに頼み事をする時や何かをやってもらった時は「すみません」ではなく「ありがとうございます」に置き換えるようにしましょう。
人は感謝されることに喜びを感じる生き物なので、「ありがとう」と言われることで喜びを感じることができるのです。
舐められても仕方がないという気持ちがある
舐められやすい人の特徴として、「自分は舐められても仕方ないんだ」と心の奥底で考えている人もいます。
実はこれが根深い問題になっていて、外側の行動は全て内側の自己認識から生まれるからです。
「舐められても仕方がない」と思う背景には大きく二つの要因があります。
1つ目は、過去のネガティブな経験
子供の頃に親から十分な愛情を受けられなかった・学校でいじめられた経験がある・職場で実績を認められなかったなど、そういう嫌な経験があると
「自分は大切にされる価値がない」という無意識の信念が形成されてしまいます。
2つ目は、社会的な比較による劣等感です。
「自分は見た目が良くないから」「学歴がないから」「収入が少ないから」このように周囲と比べて自分を劣った存在だと感じてしまうのです。
自分には価値がないと思っていると、仕事などで昇進の話がきたりした時に断る人もいます。
その人の根本には「自分にはそんな価値がない」と思っているので、責任の重くなるような役割をこなす自信がないのです。
この自己価値を低く見積もってしまっている場合、どのように改善するかというと、過去のネガティブな経験を「人生の挫折」と捉えているのを「自分を成長させてくれた種」だと捉え直すことで自己価値を高くもつことができるようになります。
一見ネガティブな出来事でも、必ずその出来事の中には、良いこと(ポジティブ)な側面と、悪い(ネガティブ)な側面が存在しますが、トラウマになっている場合は、その出来事のネガティブな部分しか見ていないことが多いのです。
そこで過去に傷ついた出来事のお陰で助かった部分があるということを意識的に見つけてみるのです。
例えば、過去にいじめられたことで得られたメリットは何?と自分に問います。
すると、それを経験したことで「人の痛み」がわかるようになったから自分はいじめをするような人間にはならずに済んだなど・・
必ずその出来事のお陰で乗り越えてきたものが存在するので、見つかるまで、その出来事の良い部分を探してみましょう。
また、自分の価値を外側の出来事で評価しないようにしましょう。
たとえ周囲の人から認められなくても、「自分は自分なりに頑張ってきた」と自己肯定感を維持する練習を始めてみてください。
そして、最も重要なのは「舐められることを許さない」という意識をもつこと
もし誰かが無礼な態度をとってきたら「そういう扱いはされたくない」とハッキリ伝える勇気を持ちましょう。
まとめ
今回は、人から舐められる人がやってしまっている行動について解説してきました。
私も以前は人に手伝ってもらうことが苦手で「すいません」が口癖になっていました。
相手に迷惑をかけているという認識があったのですが、当時尊敬している仕事の先輩から「すいません」ではなく「ありがとう」の方が相手は喜ぶよ!と教えてもらいました。
それからは人が手伝ってくれたことに対して罪悪感をもつことがなくなり、感謝するようになったことでお互いにいい関係を作ることができるようになりました。
あなたも自分に対して厳しく評価している部分がないか、自分の行動や口癖を意識してみましょう。
自己価値を上げることができると、相手よりわざと下になるような癖がなくなっていきます。