【人間関係】人のために尽くしてはいけない6つの理由とは?

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誰かのために自分の力を貸すのはとてもいいことですが、実は尽くしたらいけない場面というのも存在しています。

そこで今回の記事は、こういう時は人に尽くすべきではない理由について解説をしていきます。

人に尽くしてはいけない理由って何?

誰かが困っている時に助けてあげるのは、とてもいいことですが、それって本当にあなたのためになっていますか?

むしろ周りの人があなたの優しさにつけこんで、あなたの心と時間を奪っていませんか?

例えば、友達のために一生懸命尽くしているのに、いつの間にか連絡も来なくなったり、職場で頑張って周りを手伝ったいるのにそれが当たり前になって感謝されなくなった

恋人や家族のためを思って尽くしているのに、その分だけ欲求がエスカレートしていくなど

良かれと思ってやっていたのに逆に人間関係の質が悪化していったなんて経験はありませんか?

そこで今回は「人に尽くしてはいけない5つの理由」を解説していきます。

相手の負担になる

人間関係は「与えること」と「もらうこと」のバランスで成り立っています。

尽くしすぎるとそのバランスが崩れてしまいます。

例えば、新しい環境に早く慣れたくて、お見上げや差し入れを頻繁に持っていく、困っている人の仕事を手伝ってあげたりしたのに、最初は「ありがとう」と言ってもらえたのに、次第と周りの人が距離を置き始めるなど

なぜ、親切にしたのに避けられてしまうのか?

それは、相手があなたに「お返しをしなきゃ」というプレッシャーを感じるからです。

特に良心的な人ほどもらってばかりだと申し訳なく感じるものです。

そして「この人といると気を遣う」と思われて、自然と距離を置かれるようになっていきます。

これは恋愛関係でもおこります。

毎日お弁当や家事を全部やってもらったり、高価なプレゼントなど必要以上に尽くすと相手は「こんなにしてもらって自分はお返しできない」というストレスを抱えることになります。

結果として「この関係は自分には重すぎる」と思われ関係が終わりをも迎えるのです。

本来なら何もしなくても、ただそこにいるだけで喜んでくれる関係が一番健全です。

ところが、尽くしすぎることで相手に重荷を背をわせかえって関係を壊すことになります。

気づかないうちに、「相手のために」とか「家事をするのは助かるかもしれない」という気持ちが、実は「重荷になっているのかもしれません。

与えることで、かえって相手を苦しめていないかを立ち止まって考えてみましょう。

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要求がエスカレートする

人間は与えらることに慣れていく生き物です。

最初は「ありがとう」と言っていた相手も次第にそれを当たり前のように感じ始めます。

例えば、職場で困っている後輩の手伝いをしたら、最初は感謝されていても次第に「また手伝ってくれるね?」という期待が生まれます。

するといつの間にか「今日は手伝ってくれないの?」という欲求に変わっていくのです。

これは人間の脳の仕組みによるものです。

同じ刺激を受け続けると脳は徐々にその刺激になれていきます。

お気に入りのお菓子でも毎日食べていれば最初ほどの感動は薄れていきますよね。

それと同じように人間関係でも起こります。

相手が与えてくれることに慣れてると、もっと大きな見返りを求めるようになります。

よくあるのが、友人からの相談です。

最初は困っと時に話を聞いてあげる程度でしたが、次第に夜中でも電話をかけてくるようになり、さらには金銭の貸し借りまで要求してくる場合もあります。

一度与え始めると相手の要求は際限なく大きくなっていきます。

特に怖いのはこの要求が少しずつエスカレートしていくことです。

気づいた時には、あなたの限界をはるかに超えたお願いをされるかもしれません。

一度相手の期待値が上がってしまうと、それを下げることは非常に難しくなります。

むしろ下げようとすると「最近冷たい」「変わってしまった」と非難されることも・・・

相手の要求がエスカレートするのはあなたが何でも引き受けてくれる「便利な人」として認識されているからです。

これは一見相手から信頼されているように見えるかもしれません。

しかし、実際は相手があなたを都合の良い道具として扱っている可能性が高いのです。

だからこそ、最初から適度な距離感を保ちお互いの期待値を現実的なレベルに保つことが大切です。

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尽くしすぎると支配される

人に尽くすタイプの人には、ある特徴があります。

それは「認められたい」「愛されたい」という強い欲求を持っているということです。

その思いが強いと相手に気に入られるために必要以上に尽くそうとします。

そこに漬け込んでくる人がいるのです。

最初はあなたの行為に感謝していた相手がやがてはあなたを支配しようとし始めます。

「私のためにやってくれるんでしょ?」

「あなたならできるはずよ」

「断るの?私があなたを頼りにしているのに」など、あなたの善意を利用して、徐々に支配関係を築いていきます。

特に職場では、新入社員の頃からなんでも引き受けてしまうと、いつの間にか雑用係として扱われます。

周りからは「あの人に頼めばなんでもやってくれる」と認識され、本来の仕事以外の雑務が次々と舞い込んできます。

断ろうとすれば「今まではやってくれていたのに」と責められ居心地が悪くなってしまうのです。

自分の仕事に支障がでているのに断れない状況に追い込まれていきます。

家庭内でも同じことが起こります。

一度「この人はなんでもやってくれる」と思われると、家事も育児も介護も全て押し付けられてしまいます。

そして「やって当然」という雰囲気が作られ、休みたいと言えば「身勝手だ」と非難されます。

こういった支配関係に陥ってしまうと抜け出すのは非常に難しくなります。

なぜなら、支配する側はあなたの「認められたい」という気持ちを巧みに利用するからです。

「あなたがいないと困る」「あなたしか頼れない」といった言葉であなたの自尊心をくすぐります。

それを断ろうとすれば「それができないならもうあなたは必要ないかも」とあなたの存在価値を否定するような言葉も織り交ぜてきます。

このような心理的な支配に気づかないうちにあなたは相手の言いなりになっていきます。

自分の時間も、お金・心も全て相手のために使うようになってしまうのです。

最後には、自分が何をしたいのか・何をすべきなのかさえ分からなくなってしまうでしょう。

だかこそ、最初の段階で「NO」と言える関係性を築ことが大切です。

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見返りを求めて苦しむ

人に尽くす時、無意識のうちに見返りを期待していませんか?

「こんなに頑張っているんだから、相手も同じようにしてくれるはず」と・・・

でも実際にはそうならないことが多いものです。

例えば、職場で新人の頃から率先して残業を引き受け、休日出勤もいつも真っ先に手を上げたり

「きっといつか評価される」と信じつづけて必死に働いても、昇進の話がこないことなんてざらにあります。

友人関係でも、「相手が喜ぶだろう」と思ったのに、期待していたようなリアクションがなかったり、こちらが助けて欲しい時には無視されたりすることもあります。

このアンバランな関係は徐々にストレスを感じ始めます。

特に怖いのは最初は「まぁいいか」と許せていた差が次第に大きな不安へと変わっていきます。

さらに厄介なのが見返りを求める気持ちが強くなるほど相手が離れていくという現実です。

なぜなら見返りを求める態度は相手にプレッシャーを与えるからです。

「そこまでしてもらうなら、私も何かしなきゃ」そう感じた相手は、その関係に疲れを感じ始めます。

結果として、あなたが求める見返りは永遠に得られないまま関係だけが悪化していきます。

「相手のため」と思っていることが実は「自分の承認欲求」のためだったのかもしれません。

見返りを求めてしまうのは、その行為自体が本心からではないからかもしれません。

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依存関係に陥る

人に尽くすことで相手から必要とされる喜びを感じるとき、それは危険な依存の始まりです。

「この人は私がいないと困る」

「私がいるからこの人は助かっている」

こんな思いが芽生え始めると、あなたは相手のためならどんなことでもするようになります。

恋愛関係だと、「私がいないと彼は生活ができない」と思い込み、自分の予定をキャンセルしてまで世話を焼いたり

食事の準備から部屋の掃除まで本来は相手が行うべきことまで全て引き受けてしまうと

相手は「あなたがやってくれる」と依存し始めます。

すると次第に自分がやるべきことではないと考えて、感謝することすらしなくなります。

友人関係でも、「悩んでいるなら私が話を聞いてあげなきゃ」とどんなに疲れていても相談に乗り続けて、自分の生活リズムを崩してまで付き合い、断ることすら罪悪感を覚えるようになります。

この依存関係には怖い面があり、お互いが不健全な関係だと気づいていても、抜け出せなくなることです。

あなたは「もう限界」と感じながらも相手を見捨てられない

相手はあなたに負担をかけていると分かっていても、あなたに頼らざるを得ないなど

その関係自体があなたの人生の可能性を狭めていきます。

新しいことにチャレンジする時間も気力も失われて人間関係も次第に狭くなっていきます。

周りの人が「それは良くない関係だよ」とアドバイスしてもなかなか聞く耳を持てません。

なぜなら、この依存関係があなたのアイデンティティになってしまっているからです。

「私は人の役に立つ人間だ」「私は必要とされている」など

自分が必要とされているということ一種の快感を覚えているので、たとえその関係が不健全な状態だったとしても、抜け出せなくなってしまいます。

そうならないためには、人に尽くすことで自分の存在価値を高めるのではなく、自分で自分を認められるようになることで、他人に尽くしすぎることがなくなっていきます。

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自分を見失う

人に尽くすことを続けていると、気づかないうちに自分を見失っていきます。

「相手のため」という考えが強くなるほど自分の思いは後回しになります。

友人からの誘いを断りきれずに、自分の予定をキャンセルしてまで付き合い、その結果として自分の趣味の時間も削り、休日も相手のために使うようになります。

そして、将来の夢も、自分のやりたいことも全て棚上げにしたまま時間だけが過ぎていきます。

気づけば「私って何がしたかったんだろう?」という状態に陥ってしまうのです。

家族間でもそういう状態になることがあります。

子育てに追われる母親が、自分の時間を持つことに罪悪感を覚え「子供のため」と必死になるあまり、自分らしさを失っていくこともあります。

そして、次第にあなたの人生自体が誰かのもののためになっていきます。

自分の意見も持てず相手の顔色ばかり伺い、自分の感情すら、正直に表現できなくなっていきます。

相手が喜ぶ「理想の私」を演じ続ける生活を送るうちに人は必ず限界を迎えます。

最も怖いのは「本当の自分」が分からなくなることです。

相手が喜ぶ自分を演じることに慣れ過ぎて、素の自分を忘れてしまいます。

自分の好きなことも、やりたいことも、全てかすんでしまい、それは次第に自己否定へとつながっていきます。

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まとめ

今回の記事は、人につくしてはいけない理由を解説してきました。

表面上は相手のためと思ってやっているつもりでも、実は心の奥底には「認められたい」「存在意義を見出したい」という承認欲求があるのかもしれません。

また嫌われるのが怖いと思っていると、相手のいうことを聞いておけば嫌われるリスクを減らせると考えてしまう人もいますが、そもそも心の中にあるベースが間違った考えのもとそうしているので、遅かれ早かれ良くない結果を招いてしまいます。

人間関係がうまくいかない時は、自分のベースとなる考え方(思考)が嫌われたくない、とか認めて欲しいからで行動をしていないか?を立ち止まって考えてみましょう。

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