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凄く幸せに感じた次の瞬間に、心がザワザワして『なんか怖い』という罪悪感のようななんとも言えない感情が出てきてしまう。
嬉しいことがあっても、『こんなに浮かれてたらダメ』と喜びを素直に感じきることができない。
褒められても『いやいや他の人はもっとやってる』と他人と自分を比較してしまっている。
こうした思考になってしまい、いい流れが来ているのに自分でその流れを止めてしまうこともあります。
そんな幸せなのに、マイナス思考になってしまう心理を解説していきます。
幸せ恐怖症の女性が取りがちな行動とは?
人から認めてほしいという思いから一生懸命努力してきたのに、いざ周りの人から評価してもらっても、そこまで嬉しくなかったり、罪悪感を感じたりしませんか?
『もっとちゃんとしないと』
『まだ完璧じゃない』
『本当はこうしたいけど上手く出来なかった』
と、評価してもらっても、自分の中では納得がいかずにモヤモヤしている。
『もっとうまくできるはず…』とさらに上を目指して努力を続ける。
それ自体は素晴らしいことですが、幸せ恐怖症の人は、今やっていること夢中になっているのではなく、自己評価が低いから『もっとこうしなきゃ』という強迫観念に突き動かされている傾向があります。
また、恋人ができたり、好きな人と両思いだと分かって、今から関係が進もうとしている段階で、急に不安に襲われたりすることもあります。
『こんなに幸せでいいの?』とか『こんなに嬉しい気持ち久々すぎて怖い…どうしよう』など
幸せであることに慣れていないために、その気持ちを抑えようとしたり、わざとマイナスな考え方をして、幸せの後の不幸に備えようと、自己防衛機能が発動してしまう女性もいます。
その自己防衛機能がいきすぎてしまうと、自ら幸せを壊すような、思考になったり、行動をとってしまいます。
その行動の特徴を解説していきます。
素敵な人が現れても避けてしまう
幸せ恐怖症の女性は、自分を幸せにしてくれそうな男性を避ける傾向があります。
『この人素敵だな…❤︎』と思っても、『でも、私とは釣り合わないから…』と避けてしまいます。
その代わりに、自分でも付き合える人に妥協して付き合うこともあります。
大抵そういう男性に振り回されたり、大事に扱ってもらえなくて、傷ついてしまうことが多い傾向があり、その度に『やっぱり私は幸せになれないのかもしれない』と幸せを諦めてしまう人もいます。
不安で試してしまう
恋人や仲のいい友人や家族に対して、自分のことをどれだけ考えてくれているのか?あるいは大切に思っているのかを試すようなことをしてしまいます。
それは、自分に自信がなく、本当に大切にしてもらっているという確信が持てない為、不安になり行ってしまうクセのようなものです。
一時的に幸せを感じても長続きせず、その落差で不安に駆られてしまい、相手を試して愛情があることを確認しようとしてしまいます。
素直になれない
本当はもっと一緒にいたいのに、これ以上一緒にいると自分の感情がコントロールできないと思うと急いで離れようとしてしまいます。
好きなのに、あまりにも好きになりすぎると『後で傷つくのは自分なんだから』と、自分を縛りつけてしまい幸せから遠ざかろうとします。
また、向こうからの好意を感じても素直に受け取るとこができなくて、わざと気づかないフリや興味がないフリをして相手から離れていくことを仕向けてしまうことがあります。
その結果『ほらやっぱり相手はそんなに私のこと本気じゃなかったんだわ』と自分を納得させようとします。
幸せな感覚に自分の気持ちが追いつかない状態になってしまと、逃げようとしたり、避けて相手が去っていくような行動を取りがちです。
贅沢や気分が良くなるなることを許可できない
幸せが怖いと思っている人の中には、贅沢をすることを自分に許可できない傾向があります。
例えば、本当はお花が好きで部屋に生花を飾りたいと思っていても、『でも、すぐに枯れてしまうからお金も勿体ないし…やめとこう…』と現実面ばかりに気を取られてしまいます。
自分の《好き》という感情を抑えている可能性があります。
それは日頃の生活でも至るとこでそのクセを出してしまいます。
お気に入りの服を買っても『今日着るのは勿体無いからもっと特別な日にしょう』とか
いい化粧品や少し高いけど、質の良いものが本当は試してみたいのに『消耗品にこんなにお金をかけちゃいけない』と自分の気持ちに蓋をしてしまいます。
賑やかな場所に行くと気後れしてしまう
大勢が集まるパーティーや賑やかな場所に行くと、『自分には眩しすぎる』と気後れして、会場の隅で目立たないように、ちょこんといて全体の様子を伺っていたりします。
周りにいる人のように明るく人に挨拶をしたり、『私には、あんな風に盛り上がる会話ができない』と思ってしまい場違い感に苛まれることもあります。
でも、本当は自分も『わー久しぶりー‼︎元気だったー⁉︎』と気さくに話しかけてみたいという憧れをもっていたりします。
幸せを遠ざけてしまう心理とは?
ここからは、幸せ恐怖症になってしまった女性はどのような心理になっているのかを解説していきます。
いくつかの原因や幼い頃の家庭環境が大きく関わっていることがあります。
『もっとちゃんとしなきゃ』と思いやすい
幼い頃から責任感が強く真面目な人が多い傾向があります。
いわゆる長女気質なタイプです。
《楽しさ》より《正しさ》を求めてしまいやすく、自分の感情を抑え込んでしまう傾向があり、幼少期から当たり前にそれをやりすぎてしまい、自分の本当の気持ちが分からないということも多いのが特徴です。
親に厳しく躾られたことでそうなってしまった場合や、下に兄弟がいて面倒を見ないといけない状態だった人もいます。
また、親から『なんでこれぐらいも出来ないの?』とか『〇〇ちゃんはできるのに…』など他人と比べられてり、褒めてもらうことより、できないことばかりを指摘されて育った場合にそう思いやすくなります。
幸せに慣れていない
幼い頃から気苦労が多く、ちゃんと子供時代を謳歌できなかったり、自分が楽しいと思うことをさせてもらえなくて、家の手伝いや、親の言うことばかりを聞いていたりしていることが多い傾向があります。
自分の感情に鈍くなっていると、幸せだなと思っても、その感情自体に慣れていないので、怖くなったりします。
『幸せだな』『嬉しい』と思う反面なんか落ち着かない気持ちになったりします。
感情のコントロールができなくなりそうで怖いと思ったり、いつものつまらない毎日に戻ることを考えると余計に憂鬱に感じる人もいます。
日々の生活が苦しいことが多ければ多いほど、幸せに感じること自体も避けてしまいたくなってしまいます。
傷ついた過去がある
過去に大好きな人を失った。
大好きだったペットを亡くしてしまい心の拠り所をなくした。
両親の離婚や死別など、最愛の人を失う辛さをまだ乗り越えていなくて、自分だけ幸せになれないと思っている人や、『あんなに辛い思いするぐらいなら…』と幸せになること自体を拒否している場合もあります。
昔にひどいフラれかたをした場合でも、自分に幸せを許可することができなくなっている場合があります。
幸せ恐怖症から抜け出す方法とは?
幸せと感じること自体が怖くなっている場合、どのようにして克服していけばいいのかを解説していきます。
心のブロックに気づく
幸せ恐怖症の人は、自分のやりたいことや本音を抑えていることが多いので、そのやりたいことに制限をかけている自分に《気づく》ことから初めましょう。
- 本当は使ってみたいコスメがある(でもコスメに〇〇円なんて贅沢すぎる‼︎)
- いい匂いのするバスグッズを使ってお風呂でくつろぎたい(でも水道料金とガス代やバスグッズにお金がかかるからダメ‼︎)
- 良質な食材や調味料を揃えたい(でも良質なものはお金がかかるし)
- 今日は外食したい!ちょっと高いけどいいお店でご飯食べたいな(でも外食はお金かかるし健康に悪いから)
- 無性にお菓子が食べたい(太るからダメ‼︎)
- あの服可愛い(かわいいけど、私には似合わないしちょっと派手かも)
など、『これが欲しい‼︎』とか『やってみたい』という気持ちに普段から蓋をしている自分に気づいいていきましょう。
そして、無理がない範囲内でやってみたいことに許可を出していきましょう。
例えば『この花可愛い部屋に飾りたい!』と思ったら『じゃ予算は500円以内で可愛い花を買ってみよう』と、なるべく小さくて挑戦しても罪悪感が出ない範囲で自分に許可を出してみましょう。
過去のトラウマを癒す
人は誰しも傷ついた過去がありますが、人によっては、その傷が現在まで強く影響を及ぼしていることもあります。
例えば、幼少期に親から充分な愛情を受けて育っていない場合など、自己受容がうまくできずにいて、人から評価されても『自分なんて』と思いやすく、幸せの受け取り方がうまくいかない人もいます。
また、過去に付き合った恋人と結婚まで考えていたのに、浮気されて挙げ句の果てには、財産まで持っていかれてしまったなど、ひどく傷ついた過去があり、人を信用できない状態になってしまい、優しい言葉をかけてもらっても素直に受け入れることができなくなっているなど…
その心に抱えた傷が深すぎると、その思いに囚われてしまい、現在目の前にいる人ではなく、過去に起きた出来事を基準に物事を考えてしまう傾向があります。
そこで大切なのが傷ついた過去の自分の気持ちと向き合ってあげることです。
《あの頃の自分は本当はどうして欲しかったのか?》
《どんな言葉をかけて欲しかったのか?》
今大人になったあなたがあの頃の自分をイメージして、言って欲しかった言葉を言ってあげましょう。
抑圧していた感情を受け止めてあげて、かけて欲しかった言葉を言うだけで過去に囚われていた感情から解放されていきます。
『ちゃんとしたい自分』と『もっとワガママになりたい自分』
幸せ恐怖症の女性は、『しっかりしなきゃ』と気を張っている状態が長く、いつも張り詰めたような、どこか心に余裕がなかったり、些細なことでも『幸せだな〜』とリラックスしている時間が少ない傾向があります。
『ちゃんとしなきゃ』と思っている長女な自分と『今日は昼まで寝ていたい‼︎何もしたくない』と駄々をこねる末っ子気質な自分が同時に存在していますが、大体は長女が優位に立っていて、いつも長女の意見を採用しているようなイメージです。
そこで、対話形式でノートに自分の気持ちを書いてみましょう。
部屋の片付けをしなきゃ
何もしたくない。一日中ダラダラしていたい。
部屋が汚いままじゃ落ち着かないし、仕事の準備もしなきゃ
今日ぐらいサボったっていいじゃん‼︎疲れてるんだから、ゆっくり休み
たいんだもん。
こんな感じで自分の相反する気持ちを書き出していきましょう。
どっちの意見を採用しても自分を否定しないで下さい。
例えば、末っ子の言うことを聞いて今日は何もせず、ただのんびりしょうと決めたとしても、『ちゃんとしなきゃ』が強いあなたはどこかで罪悪感が出てくると思います。
その時にお母さんになったつもりで長女の罪悪感を受け止めてあげましょう。
妹の面倒見てくれてありがとう‼︎
本当はちゃんと家のことしたかったのにわがままに付き合ってくれたのね。
助かったわ‼︎
こんな風に、罪悪感がありながらも自分の感情を満たすことを優先してくれた自分の長女気質な性格も受け止めて、感謝していくことで、罪悪感が少しずつ消えていき、《ちゃんとしなくても大丈夫な私》を受け入れることができるようになっていきます。
まとめ
いかがでしたか?
しっかり者の長女気質な女性は、《なんでも自分でやらなきゃいけない》という気持ちが人一倍強くて、責任感と重圧感で心に余裕を持てなくなっている人が多い傾向があります。
私自身も《全部1人でなんでもできるようにならないと》という呪いにかかっていて、
人に頼ることや甘えることは罪悪感や後ろめたさ、惨めな気持ちになることがあって、1人で抱え込むタイプでした。
大体の人は、親からの『〇〇しなさい』とか『〇〇じゃなきゃだめ』など、条件つけの愛情表現をされて育ってきている傾向があります。
その為、大人になった今でも、あの頃の母親の言葉や態度が頭の中を支配していてる人もいます。
少しずつでも、その『呪いの言葉』に気づいて自分で呪いを解いていくことが大切です。