不安型の女性の特徴と見捨てられ不安の乗り越え方【愛着スタイル】

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『いつも相手に合わせすぎて疲れる』『付き合う人がクズ男ばかり』『気づいたら相手に尽くしすぎて自分が分からなくなってしまった』

毎回、恋愛をするたびに今度こそうまくいくと思っていても、結局はいつもうまくいかずに終わってしまう。

どんなに相手に尽くしても返ってこない愛情を求めて彷徨ってしまう。

こんな経験をしている女性にはある共通点があります。

それは【不安型愛着スタイル】であることです。

今回は、不安型愛着スタイルを持つ女性の特徴と、その恋愛傾向を紹介して、合わせて克服方法もお伝えします。

自分の愛着スタイルに気づき、意識を変えていくことで、自分を大切にしてくれない人と恋愛をすることがなくなっていき、本当のパートナーと素敵な恋愛をすることができるようになります。

不安型愛着スタイルとは?

不安型愛着スタイルとは、一言で言えば、愛着不安の強い状態であるということです。

例えば、『彼から連絡がこない』→浮気しているのかな?orもしかして私何かした?(嫌われるようなことしたかな)

など、一つの出来事に対して、勝手に不安になってしまい《相手に嫌われたんじゃないか》などと嫌な想像を巡らせてしまい精神状態が不安定になる人のことです。

《見捨てらるんじゃないか》《嫌われたらどうしょう》《嫌われたくない》《引かれたのかな》

など不安なワードが常に頭の中にあり、人と話しをしている時も、そういうワードがふと浮かんできてしまい、相手のかすかな表情に敏感に反応してしまい、とっさに『嫌われないように振る舞わなければいけない』と思い込んでしまい自分の気持ちは置いて、相手に好かれる為の行動をとるようになります。

これは、自分の生活に直接影響のない相手にまでやってしまいます。

不安型愛着スタイルを持つタイプの【思考のクセ】でもあります。

不安型タイプの思考と行動特徴

不安型タイプには、幾つかの特徴的な思考パターンと行動パターンがあります。

不安型タイプは見捨てられることを恐れているので、自分がそこまで好きではない相手でも相手に嫌われないようにしょうと、機嫌をとる為の行動をとってしまいます。

必要以上に気を使ってしまい、相手が困っていると思うと、助けてあげなきゃいけないと先回りして相手の役に立とうと行動するのです。

自分は、この人にとって必要な存在だと思われたい。

気に入られたいという思いから、自分のできる限りの時間を使って相手の役に立ちたいと頑張ってしまいます。

また、人の微細な顔の表情や態度から心理を読み取ることができるので、相手がつまらなそうにしていると急いで話題を変えて、相手の気分を良くするために頭をフル回転させたりします。

ですが、相手に合わせすぎて心が疲弊しているので、話し終わって相手が去った後は、ホッとため息が出てしまい、いなくなった後に安らぎを感じると同時にドッと疲労感が押し寄せてきます。

家に着く頃には、フルマラソンをしてきたかのような疲労困憊状態になり、家事や料理ができないぐらいグッと疲れてしまっているということが続いてしまうこともあります。

無理しているのは、なんとなく分かってはいるものの、だからと言って対処法も思いつかない

本や動画で『距離を取りなさいとか、無理しなくていいよ、嫌われてもいいと思うようになりなさい』

など、響きはいい言葉をですが、実際にそれをやる勇気や、そんなことできるわけないと思う環境だったりして、もっと自分に寄り添った答えを求めています。

実際には悩んでいるだけで、その答えを自ら探せる気力が無かったりします。

もっと自分の気持ちを大切にしたい一方で、嫌われることの方が怖いから、無意識のクセで相手に合わせようと行動してしまいます。

不安型タイプの特徴は心にいつも矛盾した感情をかかえており、自分でもどっちが本当の感情なのかさえ、分からなくなってしまっています。

なぜ、自分の気持ちを押し殺して周りの人に合わせてしまうのかを解説していきます。

幼少期の環境からくる無意識の行動

不安型タイプの人は、機能不全家族『アダルトチルドレン』である場合が多く、親がアルコール依存症やDVやモラハラ、ネグレクトなど精神的に未熟な親の元で育ったケースが多い傾向があります。

父親がアルコール依存症で、母親は依存体質で、そんな夫から離れられずにいるという家庭で育った場合、子供は父親と似たような人を引き寄せてしまうケースがあります。

また、母親も依存傾向が強いと、常識的な判断に欠けてしまっていることがあり、子供を守れずに父親の肩をもってしまい、結果的に子供は誰からも守ってもらえずに成長してしまうことで、歪な性格形成になってしまうケースもあります。

幼い頃は、親が絶対的な存在で、自分の生命を左右する存在であるため子供は、どんな親であろうと、その親からの愛情を求めて色んな行動を取り、愛情を獲得しょうと必死でもがいています。

その結果、愛される為に編み出したやり方(生きていく上でのサバイバルスキル)が大人になっても無意識に出てしまい、その人を縛っているやり方でもあります。

人の脳は、同じ事を繰り返す事を好む為、それが良い作用をもたらさないとしても繰り返さずにはいられないという特徴を持っています。

尽くすことは相手に嫌われたり、良いように利用されると、どっかで気づいているのに、無意識に同じ事を繰り返しやってしまっていて、別れた後、冷静になって考えた時に『彼に尽くしすぎていた。』と気づく場合もあります。

無意識の領域のことなので、中々気づかずに、同じことを繰り返してしまっていることが多いので直すことは結構難しいことでもあります。

意識することで無意識の領域を変化させていく

顔を隠す子供

アダルトチルドレンは、幼い頃に負った傷を多く抱えたまま大人になってしまい、その傷が未消化のまま心の隅っこで気づいてくれるのをずっと待っています。

その為、この未消化の感情をクリアしょうと、過去に起きた出来事を再び再現しょうとして、父親のような人を好きになり、あの時得られなかった愛情をもらおうと、幼い頃に培ったやり方で愛されようと行動します。

ですが、父親と似たような人は愛情をくれるどころか余計に傷をえぐるような態度であなたを傷つけてきます。

ですが無意識の力は強大で、心の傷になろうと、それをやめることができないんです。

傷つくことだろうと、無意識はそれがやりたいことなんだと認識しているので、そうさせる思考や行動で私達を誘導していきます。

無意識の領域は【良いこと】と【悪いこと】の判断はできません。

その人がそうしたいと思ったことを叶えてあげているだけなんです。

この場合は、『親からの愛情が欲しい』と無意識に動いていた、あの幼い頃の出来事が、まだ完結していないので、完了するまで同じことを繰り返しているのです

親自身からはもう貰えないので、愛情の対象が親から異性に移って、同じことを繰り返しやってしまっているのです。

大切なのは《その思考に気づくこと》です。

無意識なので、意識しないとその行動をやめることは出来ません。

もう同じことを繰り返したくないと思うなら、無意識の行動や思考を、顕在意識の領域まであげていく作業をすることが大切になっていきます。

過去の傷と向き合う

嫌いなはずの親と似たような人を好きになってしまうのはなぜなのか?

嫌いという感情を深く掘り下げていくと『愛してくれなかった』という悲しみの感情が、変換された結果【嫌い】という感情に置き換わっています。

幼い頃は、その感情と向き合ってしまうと生きていくのが出来ないような気がしたり、これ以上は、現実を受け止めることができないと判断した場合、その記憶ごと深い闇に葬りさってしまい、思い出させないようにしようとします。

それほど、幼い子供にとって親からの愛情とは何にも代え難いものなんです。

ですが未消化の感情は、向き合わない限り何歳になっても、同じ事を繰り返し起こしては気づいて欲しくてもがいています。

イメージしやすいように伝えると《子供の幽霊が自分の存在に気づいて欲しくて、イタズラをして気を引いているような感じでしょうか》

自分自身が生きやすくなる為に、そして恋愛関係がうまくいく方法は【過去の悲しかった気持ちと向き合うことでしか解決できません】

悲しみを乗り越える為に、感情と向き合い潜在意識を書き換えていくことで、新しい価値観で生きていくことができるようになります。

克服の仕方

ここでは、どのように克服していけばいいのかを解説していきます。

問題行動に気づく

不安型愛着スタイルの人は、自分の本当の気持ちを抑えながら生きてきたため、自分が本当に望んでいることが分からないことも多い傾向があります。

周りの人の期待されていることに応えることが、自分のやりたいことだと勘違いしやすく、

なので本心に気づきにくいことも多く、いつの間にか無理をしてやっているということが珍しくないのです。

自己犠牲になっているかの判断ポイントは【生きづらさや空虚感、虚しさ、心身の体調不良】これらが次第に強くなってきたら、自分の本心からやっていないサインだと気づきましょう。

身体からのSOSを無視しない

不安型愛着スタイルの人は、ほとんどの人が無理をしながら仕事や日々の生活をこなしています。

なので身体から様々なSOSサインが出ているのに、『これぐらいどうってことない』と無視をして病に倒れてしまうこともあります。

代表的な症状としては《自律神経の乱れ、免疫系や内分泌系のバランスの乱れ、生理不順、肩こり、めまい、頭痛、腹痛、下痢》など軽度な症状や、一時的なものだと勘違いしやすい症状なので、無視してしまう人も多い傾向があります。

ですが、長年ほっておいた結果、日常生活もままならない程に症状が悪化してしまう場合もあります。

また、寝込んで何もする気力が湧かなくなっていたり、頑張っているのにうまくいかない、その結果イライラして家族と口論が増え、精神的に疲労していき、以前はうまくやれていたことがスムーズにこなせなくなってしまったりします。

人付き合いも億劫になり応対もぎこちなくなったり、物忘れが激しくなり仕事のミスが増え、上司から叱責されたり、家族との会話すらも面倒で煩わしく感じたり、全体的に物事全てがうまく噛み合わなくなってしまうような状態に陥ってしまうことがあります。

頑張っても頑張っても報われない、まるで生き地獄のような感覚になってしまう

『苦しくて逃げ出したい!何もかもが嫌になった』そう思った時がチャンスです。

不安型愛着スタイルを変えるきっかけになるのが、そういう苦しみが強くなり、それが起点となって克服する一歩となる場合が多く、ピンチをチャンスに変えていくことができます。

Cocoa
Cocoa

私も仕事のストレスで、上記の症状が全て出ていたのに無理をして働いた結果、自己免疫性疾患に罹患してしまいました。

この難病になってしまった原因も、そういう自己犠牲の精神が招いた結果だと今なら痛感しています。

人と適切な距離をとる

不安型愛着スタイルの人は、依存傾向が強く、対人関係に置いて適切な距離感を保つことが不得意です。

頼られると断れないことも多いため、都合よく言いなりになってしまっているケースもあります。

断ることは、最初は抵抗や恐怖感があると思いますが、違和感や嫌な気持ちが出てきた場合は、心を鬼にしてNOを言う訓練をしていきましょう。

不安型タイプは、その場の空気に流されることが多いので、自宅でノートに起こりうる出来事を想定して、予め自分が嫌だけど断りにくそうなシチュエーションを想定し、こういう場合はこうして断る!というセリフまで書いておきましょう。

このやり方を《イフゼンプランニング》と言います。

【《IF》もし◯◯が起きたら、《then》行動◯◯しょう】←これを事前に決めておくだけでも、空気を読んで相手に合わせるということが少なくなっていきます。

Cocoa
Cocoa

私はこのやり方で、恋愛の仕方も変えてきました。

今まで好きになりやすいタイプが、回避型タイプだったので、その傾向がある人とはいくら好意を持っても絶対に付き合わないと決めたんです。

使い方の例として【if→相手が回避型だったら then→相手のどこに惹かれたのか分析し、回避型と恋愛してきた結果、今までどんなことがあったのか思い出す。また同じことの繰り返しになるとわかっているけど、それでも目の前の相手と付き合いたいのか?】と自問自答するようにしていました。

日記を書いて自己観察をする

日記を書く

人は頭の中で考えているだけだと、同じことを何回もグルグル繰り返し思考していて堂々巡りになってしまっていることが多いものです。

そして不安型愛着スタイルの人は、自分の感情を受け止めることが苦手な人も多いため、日記は大きな助けとなります。

日々の些細な出来事で、自分はどんな風に感じているのかを客観的に見ることで、思考のクセを見つけることができます。

自分の気持ちを素直に吐き出せる時間があると、ストレスが軽減されます。不安型の人は精神的に弱い部分があるので、ストレス軽減は必須項目です。

自分の気持ちに気づくという行為は、人間にとって1番大切なことですが、人は自分の弱さと中々向き合うことができない生き物でもあります。

そして、弱さと向き合うと同時に、自分を褒めることも追加で行うと、自己受容が高まり自分に自信が持てるようになります。

小さいことで構いませんので『今日はこれと、これできたね!えらい!』と感情を込めなくてもいいので言ってみて下さい。

急に変わることはありませんが、1日1日を振り返り、丁寧に自分と向き合うことで少しずつですが、考え方が幸せマインドになっていきます。

まとめ

不安型愛着スタイルの人は、自分の気持ちを押し殺して人の役に立つことで、自分の存在意義を確立しょうと奔走して生きている人が沢山います。

今だに親の呪縛から逃れられず、生きづらい世界観で頑張って社会貢献をしても、心身を壊してしまっては何の意味もありません。

自分が不安型愛着スタイルを持っていると自覚されたなら、沢山の参考書があるので、自己カウンセリングをやってみることをオススメします。

一緒に幸せな未来を築いていきましょう♪

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