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『私って…なんでいつもこうなんだろう…』
『やっぱり私には無理かな…』
いつもマイナス思考になってしまったり、やる前から『自分にはできないよね…』とか他人を見て『あの人いいな…あんな風に自分も輝いてみてたい!』
そんな風に思った、すぐ後に『でも私には無理か…あの人だからできるんだよ』や、『あの人だからできただけで、私にそんな才能はない』と最初から諦める。
そんな自分を好きになれない人へ…なぜそう思ってしまう原因と改善方法を解説していきます。
なんで自分を好きになれないの?心に抱えた闇とは?
あなたが自分を好きになれない原因は《ありのままの自分を認めてもらえなかったから》です。
- 生まれた瞬間から2、3歳まで、ある程度の事は、わがままを言っても許して貰えていたのが、いつからかそれが許されなくなって、自分の気持ちが受け入れてもらえなくなった。
- 小さい頃から親が仕事で忙しくて、あまり構ってもらえなくて寂しい思いをしていた。
- 兄弟が生まれ自分は構ってもらえなくなり、見向きもしてもらえず、しまいには下の子の面倒を見させられていた。
- 親の躾が厳しくてルールを破ると暴力的になっていく親だった。
- 兄弟と比べられたり、いつも上の子のお下がりばかりで自分のことは気にかけてもらえなかった。
- テストの点が悪いと叱られた
- 他の子と比べらたり容姿について貶された
親は子供にとって絶対的な存在であり、そんな親に見捨てられることは《死》を意味しています。
なので子供はどんな手を使っても親から認めてもらおうと、あらゆる手段を考えて、親からの愛を勝ち取ろうとします。
自分を好きになれない根本的な原因は《今の自分じゃ愛されない》という思い込みに囚われていて、その《呪い》を自分で解いていかないといけません。
ここで大切なのが過去の自分を思い出すワークをしていくことです。
いくつかのパターンがあるので、紹介していきます。
小さな私の癒しかた
過去の感情が未消化のままだと、自分に考えに囚われてしまい『◯◯しないといけない』とか『こうあるべき』などエゴの声で生きていくことが多くなり、自分の本音が見えなくなってしまい、空虚感を心に抱いてしまいます。
本音で生きていくために、心の中にある癒えていない傷を癒すイメージワークを紹介します。
◎原体験を思い出す
幼い頃に親に言われて傷ついた状況を思い出してみましょう。
例えば、他の子と比べられて『なんで◯◯ちゃんみたいにできないの?』とか褒めて欲しかったのに『今忙しいから後でね』などといってかまってもらえなかった。
クラスの男の子に容姿のことをいじられてそれから自分の顔が嫌いになった。
など、今でも思い出すだけで心がザワザワするような体験を思い返してみましょう。
◎あの時の感情に浸ってみる
それを言われた時どんな気持ちになりましたか?
『悲しかった』『苦しかった』『傷ついた』『本当は泣きたかった』など、どんな感情が湧き上がってきても否定せずに、ありのままの気持ちを感じてあげましょう。
◎今大人になった自分が、あの小さい頃の自分を抱きしめてあげる
今大人になったあなたが、あの頃の場面にタイムスリップして、その状況を思い浮かべて下さい。
その辛かった出来事が今目の前で起きているイメージで、そこには小さかった頃のあなたがいます。
本当は辛いのに泣くのを我慢しているかもしれません。
《その子をそっと抱きしめてあげましょう》そしてあの時本当は言って欲しかった言葉を大人になったあなたがその子に言ってあげましょう。
『お母さんあんな言い方しなくてもいいのにね…辛いよね、悲しいよね。本当は凄いねって褒めて欲しかっただけなのにね』など、あの頃に本当は欲しかった親の愛情を再現してみましょう。
そしてぎゅっとキツく抱きしめてあげて『頑張ったね!もう大丈夫だよ』と言ってあげます。
繰り返しイメージワークを続ける
人が傷ついた過去は1回や2回ではなく、何百回とあるかもしれません。
幼なすぎて忘れている記憶もあります。
でも傷ついた感情が未消化のままだと、その出来事自体は忘れていても感情だけは消化されずに心に残ったまま《インナーチャイルド》として、あなたの心の中にいて、気づいて欲しくて、その時の状況を再現するような出来事を引き寄せてあなたが気づいてくれるのを待っています。
場所や環境を変えても、似たような人間関係で悩まされる人はもしかしたら《インナーチャイルド》からの気づいてのサインかもしれません。
一回でも大きな効果をもたらすこともありますが、それで全てが解消されることは殆どなく、繰り返しこのワークをやっていくことが大切です。
人間関係で『なんだあの人あぁなんだろう⁉︎もっとこうしたらいいのに…』と他の人に対して嫌悪感を抱いたらチャンスです!
その考えに囚われてしまう原因になった出来事が過去にあって、そこに気づいて癒してあげると、嫌だなと思っていた人のことが気にならなくなっていくかもしれません。
自己防衛で自分の小さな箱に閉じこもっている
人は傷つく回数が多くなると、傷つかないようにするために自己防衛本能をもつようになります。
その症状は人によって様々ですが、『これ以上傷つきたくない』という心のSOSから出来上がった壁なので中々崩すことができないものでもあります。
ですが《そういう自分がいる》と気づくだけでも、自分の殻に閉じ籠もっていた自分から抜け出すことができます。
そして、その自己防衛をしようとしている自分をもう一人の自分が俯瞰して見ることができるようになります。
例えば、大勢がいる会場は緊張感と不安に襲われてしまうので、自己防衛本能が働いてしまい《部屋の隅にいる》という行動をとってしまう《クセ》が無意識に出てしまう。
自己防衛本能に気づくことができたら『また、人が怖くなって隅に逃げてしまったね』と、もう1人の自分が怖がっている自分に、声をかけることができるようになります。
この《気づき》がとても大切で、どうしてそれをしてしまうのか?を観察することで《何に怯えているのか?昔どんな傷を負ってしまったから、そんな行動をとってしまったのか》を深掘りしていくことができます。
例えば、クラスでいつも大人しくて目立たないタイプで、いつも誰からも誘ってもらえなかった場合《私に声をかける人はいないからそれなら最初から期待せず隅の方にいた方が傷つかない》という思い込みがあるかもしれません。
人は少なからず不安になると自分の殻に閉じこもってしまうこともありますが、自己防衛本能が強い人は自分でも気づかないうちに自分の中の小さい箱に入ってしまい、『これ以上は踏み込まないで』という雰囲気が行動に現れてしまっています。
ですが本当は誰から声をかけられたいと心の奥底では願っているかもしれません。
そんな時に自分の小さな箱から出る方法を紹介していきます。
怖がっている自分に気づく
人は少なからず傷ついた過去をもっていますが、それを表に出さずに謙虚に振る舞う人もいれば、悲しみが全身から滲み出ているような暗いオーラを出している人まで様々です。
できれば悲しみを乗り越えて明るく前向きに人と関わることができたらそんな幸せなことはないと思います。
そこで悲しみを乗り越えるために大切なのが、気づいて受け入れていくことです。
『傷ついた、悲しかった』あの頃の感情と向き合ってあげることで、その感情は消化されていきます。
心の傷というのは幼い頃から今日まで、あらゆる場面でついてしまっていることがあります。
自己防衛をしているせいで余計に人間関係を拗らせてしまい、さらに自己防衛本能が強固になってしまった人もいます。
ですが、自分の心を守るために必要だと感じてやってきたサバイバルスキルでもあるので、完全に無くすことは《死》に直結するほどの恐怖を人に与えることもあります。
なので、まず最初にできることは、自己防衛本能がどんなタイミングで発動するのかを観察する(気づく)ことが大切です。
そして、気づいたら『怖いもんね。しょうがないよね』と自分の心につぶやいたあげて下さい。
それをすることで次第に周りをよく見ることができるようになり、過剰反応していたのは自分の方だと気づく時がきます。
《周りの人は自分を傷つけるためにそうしているわけではない》ということを理解できると見えない壁を作ってしまっていたものが取れるようになります。
慣れてきたら意識して小さい箱から出てみる
自分の内にこもっているなと気づいたら、そこから少しずつ出るようなイメージをもって人と接していきましょう。
《この人はこういう人だ》と決めつけずに、相手は自分とどんな風に関わりたいと思っているのだろう?と相手に視点を移してみると、また違う視点で物事を捉えることができるようになります。
自分の内に籠っているウチは自意識過剰になって、世の中を歪んだ角度で見てしまうことが多くなります。
できるだけ広い視野で物事を見るようにすると、一つの考えに囚われることが少なくなっていきます。
また、自分を好きになれない人の特徴として、物事を悲観的に捉えるクセがあります。
そのクセは、今この瞬間に湧きわがってきた感情ではなく、過去の出来事が起因して発生していることが殆どで、生の感情ではないことが多い傾向があります。
とくに自分の中に閉じこもっている内はその傾向がより強くなり、過去の出来事と似た状態を自ら作りだして、『ほらやっぱりこうなるでしょ⁉︎』と納得させるためにそういう状態を引き寄せていき、その考えかたから抜け出せなくなるように仕向けてきます。
潜在意識の中で作りあげられた考え方が、いつまでも良くない状況を作りだしてしまうので、その負の連鎖を止めるためにも、囚われている自分の箱の中から出てくるクセをつけてみましょう。
相手を間違えない
自分の箱からでるクセをつけるために注意しないといけないのは、昔と変わらずあなたに嫌がらせをしてくる人の前でそれはしなくてもいいということです。
例えば、親が今だに毒親で酷い言葉を今でも平気で言ってくる場合などです。
職場で上司のパワハラがある場合も同様に、明らかに攻撃的な相手に対して無防備になるということは危険なので、そういう環境に身をおいている場合は、まずはその環境から離れることを最優先に考えていきましょう。
自分が安らげる安全な居場所を確保できないと、どんな心理療法も効果がなくなってしまうことがあります。
まずは心を平穏に保てる環境を作っていくことで、自分が好きになれないという思いからも少しは解放されていきます。
劣悪な環境にいる場合は、逃げることが大切です。
まとめ
自分を好きになれない理由は、幼い頃の養育環境が原因の場合がほとんどで、親からの過度な躾や押し付けで自分の感情を抑圧しすぎた場合や、見捨てれ不安や愛情不足で自分を愛せなくなってしまったなど、さまざまです。
根本には受け入れて欲しかった《感情》があるので、それを見つけて自分で自分に、その欲しかった愛情を与えてあげることで癒されていき、本当の自分の感情が見えてくるようになります。
それをしたからといって直ぐに自分を好きになれるか?と言われれば、それは難しいことでもありますが、癒していくことで心は確実に軽くなっていきます。
そしてモヤモヤしていた心に隙間が出来て、新たに感じる感覚(喜びや幸せ)という感情を貯金することもできます。
少しずつ心の在り方を変えることができれば、囚われていた考え方も正しくないと理解できて自然に手放すことができるようになります。