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周りの顔色ばかり伺ってしまい、自分の意見を言えず、その場の空気に合わせて行動してしまったり、誰かと自分を比べてしまい、あの子みたいにならないと、好かれないと思い込んでしまい本来の自分らしさを隠してしまい、その状況に慣れすぎて、気づけば自分が本当はどうしたいのか、分からなくなってしまい、ずっと心はモヤモヤした気持ちになっていき、何をやっても満たせれなくなってしまうこともあります。
そんな自分を好きになれなくなってしまった原因と克服する方法を紹介していきます。
なぜ自分を好きになれないのか?
自分のことを好きになれないと多くの人が悩んでいますよね。
なぜ、唯一無二の自分という存在を好きになれなくなってしまったのでしょうか?
原因は大きく分けて3つあります。
- 幼少期の養育環境や学校生活の影響
- 他人と自分の比較
- 自分の本音を隠して生きている
一つずつ解説していきます。
幼少期の養育環境や学校生活の影響
幼い頃の養育環境の中で、親から否定的な言葉を投げかけられたり、親に抱っこを求めた時に、拒絶されたなど悲しい出来事があると、その事自体は忘れているのに、悲しいという感情は未消化のまま残ってしまい、その傷が今の現状の何かの出来事と結びついてしまい、記憶の中の傷がうずき、でも理由は分からず、『自分をなぜか受け入れられない』という気持ちにさせてしまうことがあります。
それは一時的に落ち込んでしまうだけの人もいれば、長い間、自分のことが好きになれない状態が続いている人もいます。
また、学校生活は、必然的にカースト制が出来上がっていて、そのクラスの中の、自分の位置が自分では受け入れたくない位置にいて、自分がなりたかった位置の子を羨ましく思い、自分とその子を比べてしまい、無意識にその癖が抜けないまま、大人になっていて、そして社会人になっても誰かと自分を比べて羨ましがって、ありのままの自分を受け入れることが出来ない人が多くいます。
他人と自分の比較
現代社会では、SNSで沢山の人と繋がれる便利な世の中ですが、それと同時に、自分よりも可愛くて、オシャレでお金持ちで好きな所に行けて、素敵なパートナーが隣にいてなど、あげたらキリがないくらいキラキラと輝いている人が沢山出てきたりしますよね。
それに比べて私は、やりたくない仕事をやって、休日も特に予定もやりたいことも、お金もなく彼氏もいない、誘ってくれる友達もいないし、そもそもそんな遊ぶ気力すらない。
なんて自分と他人を比べて、落ち込んでいる人がいるのではないでしょうか。
SNS以外でも、会社の同僚が男性からモテていて、自分との扱いが違っていたりして、そんな同僚と自分を比較してみたり、自分は仕事も私生活も良いことがあまりなく悩んでいる時に、友人の幸せな報告を聞いて自分の現状との差を比べて落ち込んだり、嫉妬してしまったりして、益々自己嫌悪になってしまっている人もいると思います。
自分の本音を隠して生きている
人はそれぞれ性格特性があり、繊細で気にしぃな人は、人に嫌われるのが怖くて、つい癖で周りの人の意見に合わせてしまって、気疲れしていることが多い傾向があります。
我慢することが当たり前になりすぎていて、辛いのに辛いという自覚すらしていない人も多くいます。
ですが、いつも心はどんより曇っているような状態で、尚且つ周りの人の顔色が気になってしまい、気を張って日々を過ごしている人が沢山います。
目立つことを避けて、ひっそりとその場の空気に溶け込んで、問題が起こらないように気を配っていて、いつも気苦労が絶えず、仕事から帰ってくると、ぐったりしてしまい、家のことが何も出来ずに一日が終わってしまう時もあります。
普段から自分の本心を隠して周りに合わせているので、自分でも本当はどうしたいのかが分からずモヤモヤしていて、でも具体的な解決策も分からないので、改善出来ずに、ずっとローテーションのまま過ごしている人もいます。
自分にはなんの魅力もないと思っている
『自分なんて』とか『自分なんかどうせこんなもの』とか『こんな自分が嫌いだ』など、元々魅力がないから、人からも評価されないんだと、自分が嫌いまたは、好きになれない人は思っている傾向があります。
ですが真実は逆なんです。
ある研究では、自己肯定感が高い人は、自分の外見を高く評価する傾向があります。
ですが、実際の写真(ノーメイクや着飾っていない)素の状態を比較した結果、自己肯定感が高い人も、低い人も外見の魅力に差がないことが明らかになっています。
自分のことが嫌いだと思っている人でも、実際は外見的要素が人より劣っているといことは決してなく、【ただ単に、自分自身がそう思っているせいで、自分の魅力的な部分を隠してしまっているんです。】
自己肯定感が高い人は、自分の長所や短所をしっかりと把握していて、『自分のここが魅力的だ』ということを理解しているので、魅せ方が上手いだけなんです。
一方、自己肯定感が低い人は、ネガティブな思考のせいで、『自分のことが好きになれない』フィルターがかかってしまっているので、鏡に写る自分を認めることができなくなってしまいます。
すると、その影響で表情も暗くなり、雰囲気も暗くなってしまい、負のオーラが出てしまい、結果的に人が寄ってきにくくなってしまう状況を自ら作り出してしまっているんです。
この自己評価が低い状態が一時的であれば問題がないのですが、何ヶ月や何年も続いている場合は良くない影響が出るので、早めに改善しないといけません。
では、自己肯定感が低くなってしまっている時の症状を解説していきます。
当てはる症状がないか確認していきましょう。
心が傷つきやすい
自己肯定感が低い時には、些細なことでも傷つきやすくなります。
仕事でちょっとミスしたり、恋人や好きな人から連絡が来なかったりしただけでも、不安になり『私、何かしたのかな?』とマイナス思考に囚われてしまう傾向があります。
また、他人の何げない一言が気になってしまい、相手が悪気がないと何なく分かっているのに、悪い方に解釈してしまい、傷つきやすいくなっていたりします。
自己肯定感が低い時は、いつもは考えないことまで、否定的に捉えやすくなります。
また、傷つくことを必要以上に恐れ過ぎて、人と距離をおいてしまったり、人と関わらないように自分の世界にこもってしまうこおもあります。
一時的にそうなってしまう時はあまり気にせず、自分と向き合う時間として有意義ですが、長期に渡り人との交流を拒否したり、引きこもってしまうのは心身の健康に良くありません。
物事を良いように解釈できなくなる
自己肯定感が低くなっている時は、卑屈になりやすく、ポジティブな発言をする人を鬱陶しく思ってしまったり、毛嫌いする傾向があります。
また、『自分なんかダメだ』と思っているので、他人に褒められても素直に信じられません。
楽しいそうな場所があっても、自分から積極的に顔を出すこともなくなってしまいます。
ポジティブな体験を避けようとするので、自己評価や気分が余計に下がってしまい、益々負のループに自ら踏み込んでいってしまいます。
自分の気持ちを押し殺してしまう
自己肯定感が低い人は、我慢することに慣れている人が多く、低賃金で過酷な労働環境であっても、我慢して働き続けたり、自分の性格上合わない仕事内容だとしても、苦手を克服しょうと一生懸命頑張ってしまい、心身共に疲弊している人もいます。
例えば、小さい頃から物静かで、1人でいることが好きで、1人で黙々と仕事をこなすことが得意な人が、サービス業に携わってしまうと、自分の得意なことが活かせず、人と常に関わるので、ストレスが多くなり、慣れることに精一杯になってしまい、気持ちに余裕がなくなってしまいます。
不得意な分野にいるだけなのに、本人は自分の実力が足りていないからだと勘違いしてしまい、自分の能力を信じることが出来なくなっていき、自己評価が低くなってしまいます。
また、合わない人間関係があっても、そのコミニティに属している限り仲良くしていないと、やりづらくなってしまうと感じている時に、本当は離れた方がいいと分かっていても、『嫌われたくない』と思ってしまい、そこから抜け出せなくなってしまいます。
自己肯定感を上げるためにできることとは?
自己肯定感とは、常に一定ではなく、揺れ動いているものなので、一時的に落ちている場合は問題がありません。
また、女性は生理周期の影響を受けていることもあるので、数日間ちょっと不調だなと思う分には問題ない場合があります。
しかし、長期間の間マイナス思考が続いていて、何かしたいという意欲もなくなり、人間関係も億劫になっている場合は、心のメンテナンスが必要な可能性があります。
自己肯定感は瞬時に高まることがあまりなく、長期視点で底上げしていく意識が大切です。
それとは反対に、即効性がありそうな、快楽に逃げても、一時的には高揚感で満たされますが、現実が良くなることはないので、その振り幅が大きくなりすぎると、余計に酷くなり、また快楽の方へ逃げてしまい、依存したり執着して、負のループにハマってしまう人も多くいます。
一度依存や執着をしてしまうと、そこから抜け出すのは容易ではありません。
そうならない為に、しっかりと今の現状を客観的に観察して向き合っていくことが大切です。
では、どうやって自己肯定感を上げていくのか解説していきます。
感情を紙に書き出す
ネガティヴな思考で日々を過ごしてしまうと、その思考癖を脳は、それが普通の状態だと勘違いしてしまい、気づけば物事の悪い部分に目を向けて評価してしまう癖が身についてしまいます。
そこで大切なのは、ネガティブな感情が消化できなくなっている時は《何に対して、どう思っているのか?》を紙に書いて可視化していくことで、感情は昇華されていきます。
人は誰かに認められたいという承認欲求を持っていますが、その中でも、自分が自分の気持ちを認めて欲しいという欲求も強く持っています。
ネガティヴ思考は、その感情に気づいて欲しいという本心からの警報装置のようなものです。
そこで自分の感情を無視してしまうと、『本当は◯◯がしたい』と思っても、その声が聞こえなくなってしまい、頭で考えた『◯◯しなきゃいけない』という論理的思考に感情は揉み消されてしまい、でも、本心はそうじゃないので、頭で考えていることと、気持ちが一致せずに、ずっとモヤモヤした感情を抱いたまま日々を過ごしている人が多くいます。
なので感情と向き合う癖を日頃からつけておくことで、悩んだ時に、《自分は本当はどうしたいのか》や《本当はこうしたかった》という思いに気づきやすくなり、感情は認めてあげた瞬間から、スッキリして悩みは消えていってくれます。
できたことに目を向ける
思いっきり感情を吐き出して、スッキリしたら、自分がとった行動で良かった所やうまくできた所を探していきましょう。
例えば、前までは同僚の可愛い子と比べて自分の劣っている所やできない所に意識を向けてしまい劣等感に苛まれていた場合。
仕事でのこれまでの成果や、自分の得意なこと、上司や同僚に褒められたことなど、なんでもいいので、良いところを見つけていきましょう。
昨日の自分はこれが出来なかったけど、今日の自分はできるようになっている。と些細な自分の変化に気づくだけでも、物事の捉え方が変わっていき、ポジティブな面を探せるようになっていきます。
自分のやりたいことを探す
ポジティブに変換できるようになってきたら、次は、金銭的事情や生活の状況を一切考慮しないでいいとしたら、何をしたいか?を100個書き出していきましょう。
些細なことでokです。
例えば、スタバの飲み物全部制覇したいとか、一日中ベットから出ず映画を見ながらお菓子や好きなご飯をひたすら食べて、眠くなってら寝るなど、パッと思い浮かんだことからドンドン書いていきましょう。
最初の方は、今の感情や状況が色濃く反映されてしまいますが、書けば書くほど本心からやってみたいことが出てくると思います。
また、すっかり忘れていたけど、昔、将来はこんな仕事に就きたいと思っていた。などの忘れさられていた夢も思い出すかもしれません。
人はやりたいことをイメージして書いていると、まだ何も行動していないうちからワクワクしてしまうものです。
そのやりたいことリストの中で、今1番出来そうな所からピックアップして、今月これに挑戦してみようと決めて動いてみて下さい。
それを実行できたら、自己効力が高まっていき自分を信頼する力が強くなっていきます。
繰り返し小さいことでも、挑戦し続けていると、『自分なんて…』と卑屈になっていた感情もなくなっていきます。
自分の強みを探す
自分で自分の強みが何か分からない人というのは案外多いと思いますが、あなたが何げなくやっていて、当たり前に出来ていることの中に強みが沢山あります。
例えば、仕事に行く前の身支度を丁寧にする人だとしたら、ズボラで外見を気にしていない人からすると、とても凄いことだったりします。
そういう人は他人から見た評価より、ギリギリまで寝ていたいという感情が勝ってしまうので、毎朝きっちりと支度している人が素敵な人に写って見えます。
自分が普通にできることが他の人からは凄いことだと評価してもらえることがあります。
それでも中々思いつかない人は、人から感謝された時や褒められたことなどをまとめ書いていきましょう。
そこにあなたの強みのヒントがあります。
まとめ
人はある人の言葉が原因で深く傷ついてしまい、自己評価が下がってしまい行動も消極的になってしまったり、仕事でミスをして、そのことが原因で酷く落ち込んでしまい、何をするのも怖くなってしまう人もいます。
失敗を極度に恐れて、自分の殻にこもってしまう人など、人それぞれ捉え方や行動が異なってきますが、根本的には傷ついた心を癒してあげることで自己肯定感は高くなり、また新たに挑戦できるメンタルを取り戻すことができるようになると思います。
ですが、状況や精神状態によっては回復するのに長期間を要することもあります。
どうしても自分一人で乗り越えられそうにない時は、周りにいる人に甘えてみたり、専門のカウンセリングを受けてみることも一つの方法です。
どんなに辛い状況でも自分自身に寄り添ってあげましょう。