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愛着障害という言葉を聞いたことがありますか?
幼い頃に欲しかった愛情を親(養育者)からもらえずに、我慢して育った。
本当は親にこうして欲しいという欲望を伝えることができなかった。
ずっと本音を言えずに我慢してきたあなたへ…
本当は心から感謝したいけど、どこかで憎んでいる自分もいる…
そんな感情を手放して、素直に『お母さんありがとう』と言いたい…
そう思っているあなたが囚われている思考から解放される方法を解説していきます。
母にただ《愛されたかった》《認められたかった》あなたへ
幼い頃母から、『しっかりしなさい』『なんでこんなこともできないの』『〇〇ちゃんならこれぐらいできるのに、なんであんたはできないの?』など、必要以上に母親から責められて育ってきた人…。
『前回のテストよりなんで点数下がってるの?ちゃんと勉強してないの?』と、期待している親の希望に届かなかった時に、できてないことに、いつもフォーカスされていた…。
『この習い事をしなさい。将来きっと役に立つわ』と自分の意思とは関係なく、やらないといけないことを押し付けてくる。
『あなたのために言ってるのよ』は呪いの言葉のように、あなたを苦しめてきたのではないですか?
子供の頃は、親の言うことが全て正しくて、自分の考えていることが正しくないんだと、無理矢理自分の本音を隠し続けてきて、親に認められるために頑張ってきたあなたへ…
なぜそうしたのか?
それは、《ただ愛されたかったから…》この言葉につきるのではないでしょうか…。
異性を好きになる前は、親が最愛の人でした。
その最愛の人から愛される喜びを感じたくて、幼い頃から今日まで頑張って生きてきたと思います。
だから今もなお、あの頃母親から言われた『ちゃんとしなさい』が、今も私たちにずっと囁き続けているんです。
いつしかそれは、呪いの言葉のように、まとわりつき私たちを成長させてくれると同時に、苦しめてくる言葉になってしまった…。
その『ちゃんとしなきゃ』という思い込みを手放して、自分らしく生きていきましょう。
囚われている思い込みに気づく
幼い頃、親からどんな躾けをされていましたか?
どんな言葉をかけられることが多かったですか?
私の場合は毎日のようにこの言葉を言われていました。
- ちゃんと家のことができないと、どこにもいけない(嫁にいけない)
- 恥ずかしくて外に出せないからちゃんとしなさい
- 女なら料理できないとダメ(小学校から教えられていた)
- 自分でなんでもできるようにならないと世の中に通用しない
- 〇〇は家の手伝いちゃんとできるのに、なんであんたはこれぐらいもできないの
- 本当にだらしなくてどうしょうもないのようちの子は(友達に向かって言われ続けてた)
こんな感じでいつも言われ続けてきて、私が当時思っていたことは、『なんで産んだの?』でした。
『私必要ないじゃん』って幼い頃からずっと思って生きてきました。
それから高校に入って、親元を離れて1人暮らしした時からずっと20年近く自立してやってきたつもりでした。
色んな職業に就いて、ある程度評価されるようになっても、満たされなくて、ずっと自分の居場所を探しているような感覚でした。
家事や仕事、子育て全部1人で、できるようになっても、何一つ満たされなくて、自分が今まで努力してきたことを自分が認めることができなくて、『もっとこうしなきゃ』『もっとちゃんとしないと』が口癖になっていました。
その思い込みに囚われている自分に気づいたのは、大きな病気になって働けなくなってからでした。
身体が思うように動かなくなって、家事もままならない状態が続き、長期入院して初めて自分がどれだけ身体に鞭打って頑張ってきたのか分かるようになりました。
頑張っても、無理しているという感覚が麻痺していて、『なんでも自分1人でできるようになりなさい』と言う言葉がずっと私を苦しめていました。
それに気づいたのは入院している時でした。
思うように歩けないのに、無理して立とうとしている私を、看護師さんが見つけて『無理して歩こうとしなくていいんですよ?私達がついているので、なんでも頼って下さい。』
そう言われた時に、涙が出てきてしまいました。
気づかないうちに私は、どこまでも『自分でなんとかしなきゃ』って気持ちで動いているんだってことに気づいたんです。
気づくことで、その囚われている思い込みを手放すことができるようになります。
この記事を読んでいるあなたは、どんな思い込みを持っていますか?
囚われている感情に気づいたら手放しのワーク
今の私たちを形作っているのは、過去の私たちです。
過去に起こった出来事に対して、自分が何を考えていたのか、どう物事を解釈したのか、それが潜在意識の中に蓄積されていて、その思い込みがデフォルト設定になり、《〇〇という現象が起きたら、こう反応する》と決められてしまっています。
その自動反応をやめるためには、潜在意識から顕在意識の領域にもってきて、その思い込みを手放していく作業が必要です。
私の場合は、『1人で全てできないと人としてダメ』と言う価値観をもっていました。
なので、人に甘えたり、頼ることに罪悪感があり、自分で全部できるようになっても、他の人と自分を比べてしまい、できていないことにフォーカスしている自分に気づきました。
そうなってしまった【原体験】は、母親から夏休み中は、家の中の掃除を任されていた体験が元凶になっていました。
夜ふかしをしていたせいで、昼まで寝ていて、仕事から帰ってきた親に家のことをやっていないことを気づかれて、散々な言われようだった時がありました。
30分くらい愚痴をこぼされ、自分がどれだけ役に立たないのかを永遠と聞かされ続けていたので、その時に『何もできないダメな奴』という思いに囚われていったのだと気づきました。
《ここからは手放しのワークです》
今現在の私が、あの頃(叱られている)時の自分の後ろで、その状況を観察します。
そして、母親が言い終わった後に、あの頃の自分に寄り添って、『本当はお母さんになんて言って欲しかった?』と尋ねます。
それをノートに書き出していきます。
- やってない言い訳ぐらい聞いて欲しかった
- なんで私が家のことしないといけないの
- いつも私ばっかりに押し付けないで
- 子供らしくいさせて欲しかった
- たまにはわがままぐらい聞いてよ
遠慮や否定はせずに、あの時の感情を感じきっていきます。
暴言を吐いても構いません。黒い感情を思いっきり書き出していきましょう。
ありのままの感情を感じ切ることで、抑圧されていた気持ちが昇華されていきます。
感情を出し切ったら、今度は、『辛かったね、寂しかったよね。愛されたかったよね。』などあの頃の自分に、今の自分がかけてあげたい言葉を《ぎゅっと抱きしめながら》かけてあげて下さい。
過去の囚われていた感情に気づいたら、その都度手放しのワークをやることで、あなたを苦しめている思考から解放されて、新しい考えかた(幸せマインド)を刷り込んでいくことで、波動が上がり、いいことを引き寄せていけるようになります。
あなたの母親もまた被害者だったのかもしれない…
世代間連鎖という言葉を聞いたことありますか?
親から子へ…またその子から子へと引き継がれていく思考や習慣は、いい事も悪い事もあります。
私たちを育ててくれた母親も、元は、ばあちゃんの子供であり、ばあちゃんから受け継いだ思考や習慣を私たちに伝えてくれているのです。
それは、いいことばかりではなく母親もまた、ばあちゃんに傷つけられた過去をもっています。
大事なのは、《だから悪い》とジャッジはせず、あの頃の苦悩やしがらみを抱えながらも必死に育ててきた《つもり》だったという事実を理解するだけでいいんです。
母も大変だったのかなと、無理矢理同情することもしなくていいんです。
ただ、『そういう過去があるのかもしれない』と理解するだけでいい…。
私たちができることは理解するだけで、後は放っておくこと、そして自分の感情にだけ意識を向けて、囚われている感情を少しずつ昇華させることに集中しましょう。
あなたが変われば周りも不思議と変わっていきます。
みんなが報われる人生にするためには、『まず、あなたが幸せになりましょう』
母の日に心から感謝するためにできること
母親とうまく会話ができない人や感謝ができない人もいると思います。
私も今だに母親とまともに話すことが苦手です。
怖いという防御反応が出てしまいます。
でも、憎しみは消えて今では、母親の苦悩も理解できるようになりました。
私の今の課題は、母親とちゃんとした会話をするということです。
その傷が深ければ深いほど、関係修復をすることがどれだけ勇気がいることかは、傷を負っている人じゃないと理解し難い事もあると思います。
身近な人に傷つけられると、守ってくれる人がいないと同様なので、自尊心を保つことが困難になってしまうこともあります。
なので、母親に素直に『ありがとう』がまだ言えない場合、自分に感謝する習慣をつけていきましょう。
あなたが子供がいる場合も、母としての自分に『ありがとう』の日にして、花束や貰って嬉しいプレゼントを自分にあげましょう。
私は、この習慣を病気になってから3年間毎年続けてきました。
そうして、自分に感謝することで、自分を受け入れることができるし、母親に対して囚われていた醜い感情も消えていきました。
苦しかった感情を手放すことで、幸せの本質にも気づくことができるようになって、良い引き寄せが起こっていくのを感じることができると思います。
母親に感謝できなくても、自分には感謝していく習慣を身につけていきましょう。