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パーソナリティとはその人の個性や人柄のことを指しています。自分または相手のパーソナリティを知ることで人間関係を良好に保つことも簡単になります。
今回は自己愛性パーソナリティについて解説していきます。
自己愛性パーソナリティとは?ー自分が主役じゃないと落ち着かないー
自己愛性タイプの人の特徴とは《褒められるのが大好きな自信家タイプです》
最初の印象は自分に自信がりそうで、とても魅力的に映ります。弁が立つので立派な人に見られることも少なくありません。実際にやり手の経営者なども多くいます。
このタイプは親しくなると次第に、傲慢に振る舞ったり、相手を見下した態度を取ってしまうこともあります。
他の人の気持ちには無頓着で、周りの人は自分に尽くすのが当たり前だと思ってしまうこともあります。
自分の都合のいいように相手を利用することもあり、その時に相手が迷惑を被っていても気にもとめません。親しくなればなるほど厚かましくなり、自分の思い通りに相手を動かそうとしてしまいます。
自慢するのが大好きで、自分に注目が集まってないと不機嫌になってしまいます。賞賛されることが大好きで、自分は特別な才能や能力を持っていると思っています。
悪いことが起きると、自分に原因があっても反省はせず、相手のせいにして全てを責任転嫁することもあります。
口癖で多いのが『もっとこうしたら良かったのに』や『私ならこうした』『誰に口聞いてんの?』など上から目線が多くなります。
共感性があまりなく、利用価値がないと思うと、切り捨ててしまうこともあります。
人の悪口が多いのもこのタイプの大きな特徴です。
自己愛性パーソナリティチェックリスト
【自己診断チェック】以下の項目について、よく当てはまる場合(◎)、当てはまる(○)、どちらとも言えない(△)、当てはまらない(×)のいずれかで答えて下さい。現時点の気分や感情だけではなく、過去数年、あなたがどんな風に感じ、行動してきたかを振り返りながら、最も当てはまるものを選んで下さい。《どちらとも言えない》が多くなると判定の感度が低下するのでご注意下さい。
⬜︎自分には、世間の人が気づいていない才能や優れた点があると思う。
⬜︎大成功して有名になったり、理想の恋人と出会うことを夢見ている。
⬜︎自分は人と違ったところがあり、特別な人間だと思う。
⬜︎周囲から賞賛されることが大好きで、批判されると憤慨する。
⬜︎多少の無理でも、自分の望むことは、大抵聞いてもらえることが多かった。
⬜︎欲しいものを手に入れるためなら、他人を利用したり、うまく言いくるめるくらいの自信はある。
⬜︎自分勝手で思いやりがないところがある。
⬜︎友人や知り合いの幸せをみると、内心妬ましくなることがある。
⬜︎態度が大きいとか、プライドが高いと言われたことがある。
⬜︎利用価値のないものには、冷淡である。
《判定》◎を2点、○を1として計算し、6点以上の場合、このタイプの傾向が認められるといえます。
引用元:なぜいつも似たような人を好きになるのか? 著者:岡田尊司
自己愛性の恋愛特徴は?
自己愛性の特徴は男女で違う恋愛の仕方をします。
まずは、自己愛性タイプの男性から見ていきましょう。
このタイプの男性は、2通りの恋愛の仕方があり、1つ目は、外見が整っていて、征服欲を刺激するような女性を好みます。例えば、家柄が良いとか、高学歴や、専門職(スチュワーデスやアナウンサーやモデル、トップキャバ嬢など)別名トロフィーワイフと呼ばれることもあります。
2つ目は、母親のように男性を受け入れ、肯定してくれて、尊敬し信頼をしてくれる女性です。これができる女性は、自己愛性タイプの男性から重宝されて大切にされます。
一方、トロフィーワイフの場合、ただの飾りのような存在なので一旦征服してしまうと飽きてしまい他の女性に走ってしまいやすいのがこのタイプです。
自己愛性タイプの女性の場合も2通りの恋愛特徴があります。
1つ目は、プライドや理想が高く、才色兼備の女性が多いのですが、理想が高すぎて、妥協できずに中々恋人ができないこともあります。その為、仕事が唯一の生きがいになってしまう人も少なくありません。
自己愛性タイプの女性は男性的な考え方をすることも多く、性的に支配されることに嫌悪感を感じることがあります。対等でありたいという思いが強いので、男性の性欲に合わせて相手を受容するというのがあまり得意ではありません。
2つ目は、飾らないパートナーの姿に惹かれる場合です。自己愛性タイプはプライドが高いため、中々自分の弱さをさらけ出すことができない事が多く、近寄りがたい雰囲気がありますが、そんな女性に対して飾らずに、自分のダメな部分をさらけ出して見せてくれる男性は、自己愛性タイプの女性からすると、心のガードを解いてくれる存在になり安心して甘えることができるようになります。
自己愛性タイプの理想の男性になるのは至難の技なので、どちらかというと、素の飾らない自分を見せた方がこのタイプとは距離が縮まりやすくなります。
自己愛性パーソナリティの人との恋愛の注意点
自己愛性のタイプはとてもプライドが高いので、男女共にそのことを理解して、相手をしっかり受け入れていくことが、良好な関係を続けるカギになります。
自分が主役じゃないとイヤなタイプなので、外見的な要素を褒めるより内面の長所を褒めるととても喜びます。元々プライドがとても高いので、外見ばかりに目を向けてしまうと、このタイプは尊大になりやすく、弱音を吐けなくなってしまい、余計に傲慢になってしまいやすいので、相手がしてくれた行動を褒めるといい方向に成長していきやすくなります。
また、自己愛性の男性の場合は、あなたがどの視点で気に入られているのかを、しっかり見極める必要があります。外見に惚れている場合は、相手に合わせた行動は取るべきではありません。相手の意見を受け入れながらも対等に接していかないと、自分の手のうちに収まったと思われると、あなたに興味をなくしてしまい次の獲物を狙いにいったりします。
もう一つの内面に惹かれてくれている場合は、相手の母親のような優しさで受け入れて、褒めていけば、自己愛性男性にとっての安心して帰る居場所になることができますが、このタイプの男性の意見を受け入れず、自分の意見を押し通そうとすると良好な関係性が保てなくなってしまうので注意が必要です。
自己愛性女性の場合も、褒めてくれて甘えさせてくれる人を、心から望んでいるので、飾らないありのままの姿を見せるととても安心できます。
どのように育ってきたのか
自己愛性パーソナリティの人は、2通りの育ち方からきている場合が多く、1つ目は、過保護に育てられて、なんでも思い通りできて、挫折をあまり経験しなかった場合。
2つ目は幼児の頃は、それなりに愛情を持って育ててもらったが、途中から親の関心が兄弟に向いてしまったり、または、幼少期に大きな挫折を味わい、その現実をありのまま受け止めることが出来ずに、その補填をするかのように、イビツな自己愛を肥大させてしまったことが原因です。
自己愛性パーソナリティタイプは2つ目の方のほうが多く存在します。
等身大の自分がいなくて、理想的な自分か、何も出来ない自分しか存在していなくて、うまくいかないと途端に自己評価が下がってしまったり、自信過剰になり過ぎると、逆に周りにいる人が自分より下だと感じた場合は見下した態度をとることも珍しくありません。
愛着スタイルは【安定型】【不安型】【回避型】まで幅広く存在します。
安定型の人は、自信家で困難にも立ち向かう強さがあるので、成功する人も沢山います。自己愛性の良い面が際立っているのも特徴です。
不安型の場合は、自己愛性の悪い部分が引き出せれやすく、自分で自分を満たすことができなくて過度に周りに愛情を求めてしまいます。
回避型の場合は、他者に対して共感性があまりなく、距離をとってしまうので、周りからみると冷淡な人に見られやすく、良好な関係を築くのに時間がかかる場合が多くなります。
まとめ
自己愛性タイプは承認欲求が強く自分は特別な人間だと思ってしまう所があります。高い目標を目指して頑張っているうちはいいのですが、挫折してしまうと人が変わったように自信がなくなり引きこもってしまうケースもあります。
心の中には、理想的な自分と、何もできない自分がいて、真ん中の等身大の自分がいないことがあります。
安定型の場合は成功するまで努力することができますが、不安型や回避型は途中で諦めてしまうか最初から挑戦しない道を選んでしまいやすいのも特徴的です。
もしパートナーが不安型や回避型の場合は根気よく相手を受け入れ、褒めていくことで自信がついていき、安定型の思考に変わっていくこともできるので、お互いのパーソナリティタイプを知り理解することから初めていきましょう。