人から大事にされていないと感じる時〜内側で何が起きているのか?

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最近店員さんの態度が冷たいと感じることが増えた・・・

上司が私にだけ厳しい気がする・・

友人やパートナーからなんだか最近適当に扱われている気がする・・・

そう感じる時の自分の内面でどんなことが起きているのかを掘り下げていきます。

これを知ることで外側でどんなことが起きようとあまり反応しなくなっていきます。

今回の記事は周りから大事にされていないと感じる時に気づいて欲しいことを解説していきます。

人から大事にされていないと感じる原因とは?

最近周りの反応がなんだか冷たいな・・・と感じてしまう。

「あの子には優しい口調なのに私にはちょっと冷たくない?」と上司に対して感じてしまう。

「なんで私は誘ってくれないの?」と同僚に対して感じてしまう・・・

パートナーが最近冷たいと感じる・・

みんな楽しそうに会話をしているけど、その輪の中にいれてもらえなかったりなど・・・

周りの人からなんだか大事にされていないと感じる時、自分の内面の中で何が起きているのか・・

なんで大事にされていないと感じてしまうのかその心理を解説していきます。

ここから一つずつ詳しく解説していきます。

依存心が高くなっている

人に過度に依存している時、無意識のうちに相手に過度に期待をしている場合があります。

「私は大切にされるべき」という期待感を高く持っていると、相手が自分の思うような反応や態度を示さない時に、期待を裏切られた気分になってしまうのです。

では、なぜ「私は大切にされるべき」だと感じてしまうのか?

それは相手に評価してもらうために動いているからです。

《認めてもらいたい》という気持ちから行動をしてしまうことで、相手に自分の価値を委ねている状態なので、必要以上に期待や依存をしてしまいます。

《評価されない=私には価値がない》と思ってしまうことで、大事されていないと思ってしまうのです。

依存心が強い人は、自分がやる行動の多くは《認めて欲しい》という動機の元動いているので、人よりも見返りを求める気持ちがとても強くなります。

これをすると相手は喜んでくれるかも・・という期待や、これをすることで評価してもらえるだろうと考えてしまいます。

でも、そこに自分の感情《やりたい・やりたくない・嫌い・好き》が含まれていないので、無意識のうちに無理をしていたり、自分の本音に気づかずに疲弊している場合があります。

境界線が曖昧になっている

人から大切にしてもらえないと感じる人の多くは、人との付き合いの中で境界線が曖昧になっている傾向があります。

境界線が曖昧とは、他者と自分のパーソナルスペースを混同しがちだということです。

依存心が強い人は、相手に自分のパーソナルスペースに入ってきて欲しいと望むことが多く、自分もまた必要以上に相手に尽くそうとして、やらなくてもいいことまで引き受けてしまいます。

相手がやった方がいいことも「これをやると相手が助かるかもしれない」と先回りして相手を助けようとします。

確かに助かることはあるし、感謝されることもあると思います。

でも、それで味をしめて、「これをやると評価される」と勘違いをしてしまい、次も同じように相手に尽くそうとします。

でも、そこには必ず相手に対して《誉めて欲しい》《認められたい》《いい評価をして欲しい》という願望が隠れていることが多いです。

ただ、毎回それをやられると相手はそれが当たり前になっていき、次第に感謝すべきことではなく、それはあなたがやるべきことにすり替わっていることもあります。

こうした誤解やすれ違い・期待外れになってしまう結果として、お互いの境界線を履き違えてしまったからです。

境界線とは、自分がやらないといけないこと・相手がやらないといけないことが境界線です。

明確に線引きは難しいものがありますが、依存心が高い人はこの境界線があることすら分かっていないことが多い傾向があります。

何かをやる時のベースになる考え方が《認められたい》になっているので

無意識に《認められるためにどうしたらいいのか》を考える癖がついていて、相手がやって欲しいことを先回りして考えてしまう傾向があります。

それは長所でもありますが、承認欲求が強いとそれが裏面に出てしまうこともあります。

相手がやらないといけないことにまで手を出すということは、《自分の時間が奪われている》《相手の可能性を奪っている》ことも同時に起こっています。

一度限りならいいのですが、依存心が高い人は認められたり感謝された出来事に関して繰り返しやってしまう癖があるので気をつけないといけません。

基盤がグラグラになっている

人付き合いで欠かせない大切な要素が、心身の健康です。

メンタルが不安定になりやすい人は、生活リズムも不安定になっていることが多いです。

例えば、平日は仕事があるから12時までには眠っているけど、週末は早く寝ることが勿体無いと感じてしまい、ドラマや映画などを見て夜更かしをしてしまうなど

また、仕事で疲れ過ぎてご飯はコンビニ弁当かUberで済ませてばかりなど、健康面に一切気を使わずに過ごしているなど、体の健康を蔑ろにしている人が多くいます。

また、生活リズムがバラバラで不規則に生活していたり、運動する習慣がないなどメンタルが向上することを生活の中に取り入れていない。

そんな生活を送っていると無意識のうちにメンタルが落ち込んでいき、やる気がなくなったり、無気力や怠さが強くなっていきます。

虚無感や物足りなさの原因になっていて、でも、本人は無自覚で生活リズムが関係しているとは思っていないので、自分で改善しようとせずに満たされない感情を他者に求めてしまうこともあります。

大事にされていないと感じる時

人から大事にされていないと感じる時は、自分が自分を大事に扱っていないことが外側でも起きているということに気づいてください。

自分を大事にするとは、食生活や生活リズムを大切にするということです。

体が喜ぶことを日常的にどれくらいやっていますか?

朝起きてから寝るまでの間に自分を労る時間をどれくらい設けていますか?

相手から期待していた通りの感謝や態度がなく、むしろ冷たくされたと感じる場合は、自分自身が自分に無理をさせていたり、労る気持ちや行動がないから内面で起きていることが外側に反映されているのです。

また、依存心が強くなる原因は、自分で自分を満たすことができないから相手に、その満たされない部分を埋めて欲しくて縋っている状態でもあります。

なので日頃から自分と向き合うことをしない人は必然的に依存心が強くなっていきます。

また、依存心が強くなると外側で起きる出来事で自分の気分が左右されてしまうので、ストレス過多になりやすいので注意が必要です。

では、他人に過度に依存しないためにできることを紹介していきます。

取り入れやすいものから少しずつ始めていきましょう。

ここからは自分を労る方法を解説していきます。

日記をつける

今日あった出来事で嫌なことがあった時などに、なんで嫌だったのか・何がイラつくのか・何が許せないのかなど自分の感情の動きを観察していきましょう。

嫌な感情を吐き出した後は、本当はどうして欲しかったのかを書いていくと、ストレスに感じてモヤモヤしていた気持ちがスーッと落ち着いていきます。

これを続けることができると、自分が大切にしているものがなんなのか・逆にやられて傷つくことがなんなのかなど、自分の価値観がわかるようになってきます。

小さなストレスを溜めないためには、日頃から小出しにデトックスするのがオススメです。

日頃感じている人に対しての悪口を思いっきり紙に書いて、書き終わったら破り捨ててゴミ箱にいれましょう。

悪口の書き方について詳しく知りたい方はこちらの書籍がオススメです↓↓

瞑想

瞑想する女性

瞑想には様々な効果があります。

トレスや不安を取り除き、心の休息、仕事の生産力があがると実証されています。

○身体面では免疫力の改善、血圧の低下、血中コレステロール、血糖値の低下などが検証されていて、交感神経と副交感神経の自律神経のバランスが整い、よく眠れるようになります。

○精神面では緊張・うつ状態の緩和、不安の減少、ストレス耐性の向上が実証されています。

たった1分でも効果があります。

また、瞑想が上手にできるようになるとインナーチャイルドやハイヤーセルフとのコンタクトが簡単にできるようになります。

整理整頓

掃除をする女性

依存心が強い人は、モノを溜め込む癖があったり、使わないのに「いつか使うかもしれない」と何年もそのままにしていることがあります。

そのせいで押し入れやクローゼットの中はいつもパンパンになったり、100均でやたら収納ボックスを買ってはそこに小物を収納しようとします。

物がないと不安なのは、心が満たされていないのを物で埋めようとしているためです。

家に隙間や空間が空いていることが逆に不安になってしまうので、物で埋め尽くした方が安心できるという心理状態になっています。

家の状態は心の状態を現象化した物なので部屋が散らかっている・片付けができない・整理整頓が苦手な人は、自分の内面と向き合うことも苦手なタイプが多いので、まずは断捨離から始めましょう。

ドーパミンではなくセロトニンを意識する

天を仰ぐ女性

依存心が強い人は、興奮するような刺激を求める傾向が強く、ドーパミンが出るような状態を好む傾向があります。

ただ、ドーパミンの興奮作用はその高揚感が気持ちよく感じる反面依存度が高いので、その行動を繰り返しやってしまいたくなります。

自己評価が低い人は、このドーパミンが分泌されるような刺激を欲している傾向が強く、一時的でも快楽や満足感が高いものに執着してしまいやすくなります。

一方セロトニンは、静かな幸福感を与えてくれる物質で、主に触れた時に感じやすいものです。

好きな人に触れた時・ペットに会えたり触った時・子供を見た時・自然の空気を感じた時など、瞬発性なく、じんわりと心に浸透していくような感覚を与えてくれます。

ドーパミンは交感神経が優位になり、セロトニンは副交換神経が優位になります。

現代人は、交感神経が優位になるような生活スタイルなので、できるだけ意識してセロトニンが分泌されるような生活環境にするように意識していくことが大切です。

セロトニンを出す方法は以下の通りです↓↓

  • 朝日を浴びる15分から30分
  • 朝一は空気の入れ替えをする(深呼吸をする)
  • トリプトファン(必須アミノ酸)を多く含む食品(カツオ、マグロ、納豆、豆腐、バナナなど)を摂る
  • 運動(ストレッチ・ヨガ・ウォーキング)
  • 読書
  • リラックスできるもの(好きな飲み物・ヒーリングミュージック・アロマ・マッサージ)

など、自分の体が喜ぶものを積極的に摂りいていきましょう。

まとめ

今回は周りから大事にされていないと感じる時の心理状態について解説していきました。

人間関係の悩みの9割は自分自身の内側が原因で起こっています。

そのことに気づかずに、いつも周りのせいにばかりしていると友人や親しい人までもが離れていきます。

そうならないためにできることは、自分が過度に周りの人に依存していないか注意深く観察することが大切です。

また、自分自身を大切にできていないと周りからも大切に扱ってもらえないので自分を大事に扱うように意識していきましょう!

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