【強迫性パーソナリティ】特徴と恋愛傾向

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仕事をしている男性

パーソナリティとはその人の個性や人柄のことを指しています。自分または相手のパーソナリティを知ることで人間関係を良好に保つことも簡単になります。

今回は強迫性パーソナリティについて解説していきます。

強迫性パーソナリティとは?ー義務と責任に縛られるー

強迫性タイプの人の特徴とは《決まりや秩序を重んじて同じことを続けることにこだわるタイプです》

自分の感情よりも、やらなければいけないことに重きをおくタイプです。あまり融通がきかず、臨機応変に対処するのが苦手で、規則や計画をマニュアル通りに進めたいタイプで礼儀やしきたりを重んじるのがこのタイプの特徴です。

自分のしたいことや感情よりも世間体や常識を大事にします。

真面目すぎて堅苦しい印象があるのもこのタイプの特徴です。

また、このタイプはとても勤勉でコツコツと努力を続けるタイプで義務や責任感がとても強く、自分の感情を後回しにして目の前のやるべきことに取り組みます。

『○○をしたい!』より『○○をすべきだ』と考えがちです。また体にムチを打ってでも自分に与えられた仕事はこなそうとするので、無理をしてしまうのもこのタイプが多い傾向があります。

また、責任感も強く与えられた仕事をうまくこなせないと『なんでもっとしっかりできなかったんだ』とか『もっと時間をさいてやるべきだった』など過剰に自分自身を責めてしまう傾向もあります。

このタイプは、環境の変化にも敏感なところがあり、転勤や部署移動などの急激な環境の変化はストレスになり酷い場合は、鬱になりやすいのも、このタイプに多く見られます。また、強迫性タイプは忍耐強い反面ストレスを溜め込みやすく心身の病気にもなりやすいので注意が必要です。

強迫性パーソナリティチェックリスト

自己診断チェック】以下の項目について、よく当てはまる場合(◎)、当てはまる(○)、どちらとも言えない(△)、当てはまらない(×)のいずれかで答えて下さい。現時点の気分や感情だけではなく、過去数年、あなたがどんな風に感じ、行動してきたかを振り返りながら、最も当てはまるものを選んで下さい。《どちらとも言えない》が多くなると判定の感度が低下するのでご注意下さい。

⬜︎細かいところにこだわりすぎてしまう。

⬜︎完璧にやろうとして、時間が足りなくなってしまう。

⬜︎仕事や勉強に打ち込むあまり、娯楽や人付き合いは二の次になりがちだ。

⬜︎不正やいい加減なことに対しては、許せないほうだ。

⬜︎役に立たないと分かっていても、捨てるのは苦手だ。

⬜︎自分の言う通りにしない人とは、うまくやっていけない。

⬜︎お金はなるべく節約して、将来のために貯金している。

⬜︎頑固で妥協できないことがある。

⬜︎損得よりも、義務や責任、体面を重んじる。

⬜︎礼儀正しく、堅苦しいことがある。

《判定》◎を2点、○を1として計算し、6点以上の場合、このタイプの傾向が認められるといえます。

引用元:なぜいつも似たような人を好きになるのか? 著者:岡田尊司

強迫性の恋愛特徴は?

強迫性パーソナリティタイプは【相手に頼られることに弱い】タイプです。

常識人なので、自分の本音より建前を優先するタイプなので最初から本音で語り合おうとする人は苦手意識を持ってしまいます。

気軽に飲みに行くタイプではあまりないので、ちゃんとした理由がないと、そういうお誘いは断ることが多いのもこのタイプに多い傾向があります。

このタイプは自分が力を入れていることで、教えて欲しいとお願いをされると、律儀なタイプなのでしっかりと教えてくれます。

また教えることに喜びを感じるタイプでもあるので、そこから熱心に教えていくうちにいつの間にか好きになってしまっていたということも少なくありません。

先生と生徒との恋愛が起きやすいのはこのタイプが多く見られます。

このタイプは気の利いた甘い言葉で好意を示すよりも、自分のやるべきことに真剣に取り組んでいる姿を見せると惹かれやすくなります。

仕事を一生懸命やっている姿にドキッとしてまうタイプです。

また、仕事やイベントといったことで本領を発揮するこのタイプは、一緒に取り組む中で伴侶を探す方が最も相応しい出会い方になります。

強迫性パーソナリティの人との恋愛の注意点

強迫性タイプは、決まったルーティーンがあり、それが絶対のものと思っているので、マイルールを乱されるのを嫌う傾向があります。また、相手にも同じことを押し付けてしまうことも多く、パートナーは息苦しさを感じてしまうこともあります。

恋愛でも上下関係になりやすく、このタイプが支配や管理をして、相手を自分のルールの元で動いてもらおうとしてしまいます。あまりにも強い支配があるとパートナーは逃げ出してしまう可能性があります。

また、強迫性タイプに頼りっきりになってしまうと、誠実な対応をする強迫性タイプなので律儀に相手に尽くそうとしますが、パートナーがそれに甘えて筋が通らないことをした場合、強迫性タイプは執着心も強いので、一度根に持ってしまうと、そのことに、いつまでも囚われてしまい、激しい行動にでる場合があるので、このタイプとお付き合いや結婚をしている場合、相手がしてくれていることに感謝して誠実で対等な関係を築いていく必要があります。

このタイプの愛着スタイルが【不安型】の場合、追い詰められて、どうしようもないと感じると無理心中や突発的な傷害行為に出てしまう可能性もあります。

そうなってしまった場合は、きちんと筋を通してしっかりと話し合いをして誠実に対応することが大切です。元々正義感の強いタイプなのでしっかり話し合いができれば納得することも多いので誠実な対応を心がけましょう。

どのように育ってきたのか

このタイプは、遺伝的な気質も混じっていて、教育環境も影響しています。倫理観の強い親に支配されて育ち、世間体や道徳心を重んじる家庭に育った人も多くいます。

このタイプの多くが親の言いつけを守る真面目な良い子だった人です。

中には小さい頃はやんちゃで思春期以降落ち着くと同時に、まるで正反対の真面目な常識人になるという場合もあります。

愛着スタイルは、比較的には【安定型】が多く、【回避型】や【不安型】もいます。

愛着スタイルが安定型の人は、律儀で責任感の強い面を生かして、人間関係も安定し手堅く成功を収める人も多くいます。

回避型の人は、他人には興味がなく自分の世界が確立しているので、自分のルールで動いてしまうため、周りの人と衝突することも多くなりがちです。

不安型の人は、周りの顔色を伺って、やりたくないことも引き受けてしまい、このタイプは、責任感が強いので、任された以上しっかりとこなそうとして、長時間労働をして過度に疲れたり、精神疾患の確立も高くなる傾向があります。

まとめ

正義感が強く規律をしっかりと守る誠実なこのタイプは、責任感が強すぎるゆえに、ストレスを溜めやすく精神疾患にもなりやすくなってしまいます。

適度に力を抜いて仕事をしても大丈夫だということを意識してやらないと心労が絶えなくなってしまうので気をつけましょう。

また、パートナーが強迫性タイプであれば、対等な関係を心がけ支配されないように自分をしっかり持って、自分の考えていることを素直に話し問題解決を心がけると、元々誠実性が高いこのタイプはしっかりと約束を守ろうと動いてくれます。

強迫性タイプの考えていることも理解して、お互いを尊重しながら、しっかりと自分の軸をもって接していきましょう。

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