【3月ー芽吹そして創造】〜芽を出し創る〜


🌲神様:少彦名命(スクナビコナ)

3月は、冬の静寂のあとに「芽吹きの力」が働き始める月です。

スクナビコナ命は、

  • 「小さなものの中にある大いなる可能性」
  • 「静かな力」
  • 「癒しから再構築へのプロセス」を象徴します。

だからこそ、**「準備と目覚め」「整えることによる解放」**の3月にはピッタリの神様。

🔹名前と意味

  • 名前の意味:「スクナ(少)+ヒコ(彦=男性)+ナ(尊称)」
  • 特徴的な姿:指の上に乗るほど小さな神様
  • 登場神話:海の彼方からガガイモの実に乗ってやってきたと言われる

「スクナビコナ(少彦名命)」は、「小さな彦(男性神)」を意味し、その名のとおり非常に小柄な神とされています。

知恵・医術・穀物・酒・癒し・国づくりなど、多方面の守護を司る万能の神です。

🔹神話と由来

スクナビコナは、国造りの神・大国主命(おおくにぬしのみこと)と共に国を整備した重要な存在です。

ある日、海の彼方からガガイモの実に乗って現れたとされ、小さな姿ながら大きな知恵と力を持ち、次のような功績があります:

スクナビコナ命はその小さな姿とは裏腹に、数々の分野で力を発揮する万能神です。

💫医療・癒し・温泉の神

  • 病を癒す神様として、現在でも病気平癒の神として崇敬されている
  • 温泉(特に道後温泉など)をはじめとする、癒しの文化を伝えたとされる

🍶発酵と酒造りの神

  • 酒造りの神様でもあり、発酵や醸す力=変容の象徴
  • 「目に見えないエネルギーを整える」力を象徴

🌾穀物と農耕

  • 農業神としても知られ、人々の生活を支える根本に関与
  • 神話では神というよりも、精霊のような存在感
  • 人間界と神界・精霊界の「橋渡し役」

🔹なぜ3月にスクナビコナ?

3月は「解放と芽吹き」の季節。

冬の内省を終え、春の兆しとともに新たなアイディアやインスピレーションが開花します。

  • スクナビコナは小さいながらも豊かな創造力と癒しの力を持つ
  • 春という目覚めの季節に、**「小さな存在の中にある大いなる可能性」**を象徴する存在として最適
  • 自分の内側に宿る知恵や可能性を信じて行動し始める時

テーマ:解放と自己信頼の芽生え|自分を小さく扱わない

🪷やるべきこと:

  • 「自分には無理」と思って避けてきたことに小さく挑戦してみる
  • 失敗を恐れず、まずは“試してみる”行動をとる
  • 小さな成功体験を重ねて、自分の可能性に気づいていく

もし、無理だと感じているなら「私は何を恐れているの?」と自分に問いかけてみましょう。

人が行動できない時って物事を大きく捉えすぎていることが多い、なのでまずはスモールステップでほんの小さな行動を意識して取り組んでみましょう。

💌今月のメッセージ

小さく見えるものの中に、あなたのすべてが詰まっている。

どれだけ繊細でも、それは“脆さ”ではなく“深さ”。

今、整ったあなたの土壌に、新しい芽が静かに顔を出しています。

まとめ:つぶやき

私がなぜこの神様を3月にしたかというと、まだ蕾のように小さな芽というイメージが3月にはあったから。

咲き誇る一歩手前の状態だけど、もう準備が整っている段階ーそんなイメージが3月にはあり、小さくも力強いそんな神様がスクナビコナでした。

大国主と一緒に国を整えていく力強い頼れる頼もしい味方

芽が小さくても必ず咲き誇ることを信じるという意味も込めてー