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『いつも似たような人を好きになる』『毎回同じパターンで恋愛が上手くいかない』『既婚者や手の届かない人を好きになりがち』など恋愛で苦しい経験ばかりしている。
実は、こういう苦しい恋をしている人は、結構多いと思います。そこで今回はなぜ苦しい恋愛にハマってしまうのか、原因と対処法を解説していきます。
まずは自分の愛着スタイルを確認していきましょう。
愛着スタイルとは?
愛着スタイルとは、幼少期の家庭環境で、どのように育ってきたかによって、人格形成や対人関係のありかたに大きく関わってきます。
愛着形成は、養育者が安定した愛情を与えると、子供は安心して、自分や他者を信頼して育つので、精神が安定した愛着形成がされます。
愛着の安定性は、基本的な自己の信頼や尊厳にも大きく関わっていて、不安定な愛情表現や、親の不仲や離婚のなど、本来なら安全基地である、家庭や養育者の感情の不安定さにより、精神的にダメージを受けてしまい愛着を不安定にします。
愛着スタイルには[安定型] [不安型] [回避型]の3つのタイプがあります。
愛着スタイルは、生活のあらゆる場面で影響があり、本人も自覚していないことがほとんどで、恋愛や人間関係において生きづらさの原因になっていることもあります。
愛着スタイルのタイプとは?
《安定型》
▫︎養育者と安定した関わりがあった
▫︎なにがあっても大丈夫という自己信頼がある
▫︎人間関係が安定しており、他者と丁度良い距離感を築くことができる
▫︎素直に自分の気持ちが言えるし、相手の意見も聞くことができる
▫︎自分も相手も同じように尊重できる
《不安型》
▫︎幼少期養育者から安定した愛情をうけることができなかった
▫︎自分に自信がなく相手の行動で一喜一憂してしまう
▫︎常に相手と連絡が取れていないと不安
▫︎独占欲や嫉妬心が強い
▫︎相手の言動や行動をチェックするなどコントロールしたくなる
▫︎感情の起情が激しい
《回避型》
▫︎早いうちに心身ともに養育者から自立しなければいけない環境にいた
▫︎あまり人を信用しない
▫︎距離をおいた人間関係を好む
▫︎近づきすぎると逃げ出したくなる
▫︎束縛されるのを嫌がる
愛着タイプは変えられる?
幼少期に形成された、愛着スタイルを変えることは、そう簡単なことではありません。
しかし、自分の愛着スタイルに気づき、少しずつ改善していくことは可能です。
ここでは克服するための方法を解説していきます。
自分の愛着タイプを知り、自分を理解する
愛着スタイル別に、思考や行動パターンがあり、うまくいかないような行動をとっている場合があります。
自分と相手はそれぞれどのタイプなのかを知り、相手が嫌がる行動をしないことで良好な関係が築いていけるようになります。
また、自分が相手のどういう態度に反応しているのかを観察していくと、過去に似たような感情になった経験があり、その感情が未消化のまま大人になってしまったのかもしれません。
日記をつけてみる
自分がどのタイプに当てはまるのか確認し、《相手の何に感情が動いてしまうのか》など日常の感情の動き方を、日記に書いていきましょう。
相手にどうして欲しいのかを明確に意識することで、不安な気持ちやイライラなどが軽減することがあります。
自分の心の動きを観察してみましょう。
環境を変えてみる
不安になる状況や安心感が得られないと思う人や、場所に執着してしまうと、自分が持っている愛着スタイルが余計に強固になってしまい、益々負のスパイラルにハマってしまう可能性があります。
なのでまずは、安心できる環境作りをすることをオススメします。
人間関係も安定型の人と関わるようにすると、精神面で安全が確保され安心して、対人関係を築くことができるでしょう。
職場環境など中々早急に変えられない場合は、心の安全基地となる住まいを自分が心地よくなれるように整えることが必要です。
物が溢れていて散らかっていると、無意識にストレスが溜まってしまいます。片付けが苦手な方は物を溜め込まないことから意識していくと良いと思います。
本を読む
愛着スタイルに関する書籍や自己カウンセリングができる書籍など、沢山売られています。自分の愛着スタイルを理解し感情と向き合っていくことで、心が軽くなっていきます。
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まとめ
今回は愛着タイプをそれぞれ解説してきました。
幼少期の親との愛着形成が上手く出来ずに、その頃に培った思考や行動を大人になった今でも、同じ行動パターンを繰り返している場合があります。
特に恋愛では、恋人がかつての親の代わりとなり、幼少期に得られなかった愛情を、獲得しようと、親と似たタイプの人に惹かれ、同じことを何度も繰り返してしまうのです。
そのことに気づき、過去の幼かった自分の感情と向き合うことで、心のわだかまりが少しずつ消えていきます。克服するために大事なことは、自分自身を否定せずに、理解してあげることが何より大切です。
焦らず一歩一歩ゆっくり改善していき、素敵な人間関係を築いていきましょう。