※この記事は広告を利用しています。

あなたには、忘れたくても忘れられない人はいますか?
今現在の生活に不満はないけど・・・でも、時々あの人といる道を選んでいたら今頃どうなっていたのかな?とふいに思ってしまったりすることはないですか?
または、結ばれないとわかっているのに、新しい出会いに中々積極的になれない・・・
昔のあの人と目の前にいる人を比べてしまう・・・
前に進みたいのに進めない・・・
そう感じているあなたへ、彼との出会いであなたに気づいて欲しいことを今回は解説していきます。

なぜ、あの人は頭から離れないのか?
元恋人のことが何年経っても忘れられない・・
職場で会った人のことが頭から離れず、仕事に集中できない・・
SNSで見かけた人の投稿をなん度もチェックしてしまう
なぜ、こんなに彼のことばかり考えてしまうんだろう?と自分でも不思議に思ったことはないですか?
それは、あの人が頭から離れないのは、偶然ではなく、あなたの心が重要なメッセージを伝えようとしているのかもしれません。
あなたは、尊敬する人に承認されたくて、自分の本当の考えを押さえ込んでしまうことがあると思います。
それはあなたの中で「投影」が起きているのかもしれません。
尊敬されたい相手は自分の親とどこか似たところがあるのではないでしょうか?
例えば、厳格な家庭で育った人が強い性格の相手に惹かれるのは、無意識のうちに父親の姿を相手に見ているのかもしれません。
本当は、自分の中にあるけど認めたくない「影の自分」がいます。
例えば、私は優しい人間だと思いたい人は、自分の中にある怒りや攻撃性を「影」として押し込めてなかったものにしようとします。
ですが、自分で抑圧した部分は消えることなく、心の中で「影」として存在し続けるのです。
この「影」の興味深い点は、私たちがそれを他の人に「投影」することです。
その人があなたの頭から離れないのは、彼があなたの無意識の重要な部分を反映しているからなのです。
とある女性の例
彼女は、何年もの間ある男性のことが頭から離れずにいました。
彼と一緒に仕事をしていたのはたったの一年しかないのに、それから何年もの間彼をずっと忘れようと努力してきたのに、事あるごとに彼を思い出しては切なくなる日々を過ごしていたそうです。

その女性に私は聞きました。彼の何がそんなに恋しいと思ってしまうのか。
他の人にはない彼の魅力を教えてくださいと質問しました。
すると、彼女は「彼には人には決して言えない悩みがあると、彼の目を見ると思ったんです。そして、2人で会話している時にその時々で、何か含みをもたせた言葉を彼が言ってくるのを、私はとても気になりました」とそんな彼がミステリアスでかっこよく写っていたと・・
そして、仕事場で中間管理職についていた彼は、現場の仕事をしている先輩の管理もしないといけないので、指示をしたくても先輩だから言えないというジレンマも多く抱えていたと思います。
そんななか、どうしたら波風立てずに、仕事を割り振るかを必死に考えているのがすごく尊敬できるし、自分の気持ちより、周りの調和を大事にする彼の仕事のやり方が好きだったと・・
また、一番印象に残っているのが、プライベートなことでした。
子供を大事に思うような発言をするのに、なぜか家庭をもった経緯は、後悔しているようなそんなニュアンスを含む言葉が気になりました。と
「俺本当は整備士になりたかったんだよね・・でも、専門も途中でやめて今の会社に入ったと・・」
彼の年齢で大きな子供がいたので、早くに結婚したのはなんとなく気づいていましたが、多分できちゃった婚なんだろうなと・・・
時々、休憩室で他の同僚が奥さんの悪口を言っていると、それに同調する姿を見て、「子供は大事だけど、奥さんとは・・・」なのかな?と思ったそうです。

話を聞いていると、この女性は既婚者ばかりを好きになる傾向がありました。
そして、なぜその彼をそんなに特別に感じているのかを聞いたんです。
「彼は誰かに本当のこと言いたかったのかな?」と思いました。と、でも、最後まで私は彼の本心を聞くことができなかった、言葉をはぐらかしたり、話題を変えることをして本心を聞かないようにしていましたと・・
でも、今思えばちゃんと聞いとけばこんなに未練も残ってないのかもしれません。と
彼から何かしらのSOSみたいなものを感じたと言っていました。
自分が認めていない自分の姿
「その男性の持っている特徴ってあなたも実は持っていませんか?」と彼女に問いました。
「そんな自分自身をもしかしたらあなたが認めていないだけかもしれません」と・・
最初は「そんなことないです」と否定をしていたのが、時間が経つにつれて、次第に言っている意味を理解したようでした。
彼女自身が本当は誰かに言いたいけど、言えないことを抱えていたのです。
また、彼がお父さんにそっくりな男性だったそうです。
そして、もう一つは、子供ながらに彼女は父親に対してそう感じていたことを思い出したそうです。
父親としては好きだけど、お母さんに対しては冷たかったなぁと感じていたようです。
お母さんは、気が強くお父さんはあまりお母さんに対してものが言えないようなタイプだったそうで、そんなお父さんに対して、「何か言いたそうな顔してるのに、なんで何も言わないんだろう?」と子供ながらに感じていたそうです。
そして、父親が会社の同僚が家に来た時に酔った勢いで言っていたのが、「本当は俺海外に住みたかったんだ」という事実を言っていたそうです。
「でも、子供ができたからしょうがないよな」と同僚も苦虫を噛むように「わかる!俺もそう!」とお互いを慰め合っていた光景を思い出したそう
それを見て、彼女は「子供ができたり、結婚することは自分の夢ややりたいことを諦めることなんだ」と思ってしまったそうです。
もう1人の女性の例
もう1人の女性は、バリバリのキャリアウーマンタイプで、いつもヒモの彼を捕まえてしまうのだとか、
話しを聞いていると、最初は仕事しているのに、気付けば仕事を辞めて無職になっているパターンばかりなのだとか・・
本当は「休みたい」と思っている自分を否定していませんか?と質問したら
「そうかも」と・・そして、男には絶対に頼ってはいけないと強く思っていたそうです。
父親がギャンブルで借金を抱えて、母親が掛け持ちして家庭を支えているような家で育ったせいで、男は仕事ができない・信用したらいけないと思って育ったようでした。
この2人に共通するのは、誰かを好きになるというのは少なからず親の影響を受けているということです。
そして、自分では認めていない自分のもう一つの姿《影》が存在すること。
私たちが誰かに強く惹かれるとき、それは単なる偶然や「運命」ではありません。
実はその人があなたの中の隠れた部分を映しだしているのです。
あなたが気づいていない・または認めていない自分自身の特徴や才能がその人にあり、それにあなたは無意識に惹かれているのです。
本来なら距離を置くべき関係なのに、なぜ強く惹かれてしまうのか?
職場の上司と部下・先生と生徒・医師と患者など、本来は距離を置くべき関係なのに、なぜか強く惹かれ合うことがあります。
「なぜ、相手のことばかり考えてしまうのだろう?」と悩んだことがありますか?
それは、男性なら「アニマ」 女性なら「アニムス」という、男性なら自分の心の中にある女性的な部分のこと
女性なら自分の中の男性的な部分のことをいいます。
あまりにも強烈に惹かれてしまう場合は、自分自身の内側にあるものを相手に投影しているのです。
私たちが「人目惚れした」とか「運命の人に出会った」と感じる時、それは実は自分自身の隠れた部分と出会った瞬間なのかもしれません。
言い換えれば、恋をするというのは、ある意味自分自身の知らなかった面に恋をすることなのかもしれません。
例えば、会社では冷静で理性的に振る舞っている人が、突然激しい恋に落ちるのは、自分の内面を無視していた感情的な部分が「私にも注目して」と叫んでいるのかもしれません。
昼間はバリバリ働いている人が実は、夜になると失恋の痛みで寝れないのは、長い間押し殺してきた感情が表面に出てきた証拠なのかもしれません。
私たちの心は非常に複雑で、時に知的な刺激を求めて職場の同僚との関係に惹かれる一方で、安定した家庭を大切にする気持ちもあります。
片方を選べば片方を諦めなければならない状況に悩むことも少なくありません。
あなたが誰かの想像性や自信、優しさに強く惹かれるとき、それは実はあなた自身の中のそうした側面を求める声かもしれません。
問題のある相手に惹かれる場合
毎回似たような人を好きになって、必ず痛い目にあう恋愛をしている人は、自分自身の中の未解決の問題に引き寄せられているのかもしれません。
先ほどの既婚者に恋をした女性も、未消化の感情が残っていました。
彼女が既婚男性にばかり惹かれてしまうのは、自分の問題と向き合わずに済むからです。
表面上(顕在意識)では、離婚してくれたらいいのにとか、彼が離婚するのを待っているんです。と言うけど、本当は自分の中にある闇の部分を自分が見たくないから、わざと結ばれない相手を見つけて、そのことに悩んでいる時間を増やし、本当の闇と向き合うのを避けている場合があります。
彼女にはこんな問題がありました。
- 父親への怒り
- 母親への怒りと悲しみ
- 自分の気持ちを抑える癖
- 傷つくことから逃げる癖
過去のトラウマや傷を昇華できていないと、それを思い出させるような恋愛ばかりをしてしまいます。
本来の自分に一致する時
人それぞれには様々な面があります。
良い面・悪い面・強い面・弱い面も全てを認めて統合し、本当の全体性を実現することがとても大切です。
誰かに強く惹かれるのは、自分自身の失われた部分を取り戻そうとしているからなのです。
私たちは自分の中で認めていない部分や発達させていない部分を、他の人の中に見つけると、そこに強く引き寄せられるのです。
例えば、常に責任感を持って生きてきた先生が、冒険好きな旅行ガイドに魅了されるのは、自分の中の自由を求める心が目覚めようとしているのかもしれません。
論理的で計算高いエンジニアが、感受性豊かなデザイナーに惹かれるのは、自分の中の感情や直感を育てるチャンスなのかもしれません。
つまり、あの人が頭から離れられないのは、あなたの心が「自分の中の忘れられた部分に気づいて」と呼びかけているサインなのです。
それは単なる恋愛感情ではなく、より完全な自分自身になるための大切な一歩なのかもしれません。
ここからは、自分の中に眠る自分では気づいていない部分を認めるための具体的なステップを紹介していきます。
その人のことを考える時どんな感情が湧いてくる?
その人のことを頭の中で考えている時、あなたは彼に対してどんなことを考えていますか?
その人の自信に感銘を受けているのか、冷たい態度にイライラするのか、冒険心に惹かれるのか?
職場の同僚に強く惹かれている場合、「彼女の周りには人が集まってくる社交性に惹かれる」と気づくかもしれません。
また、仕事がスマートにこなす彼に「私ももっと仕事をスマートにこなしてみたい」という願望があるのかもしれません。
SNSで一定の人のライフスタイルに憧れている場合「私もあんなふうに自由に羽ばたきたい」という思いがあるのかもしれません。
その感情を観察する時は、良いとか悪いとかの判断はせず、ただ観察することが大切です。
感情には善悪はなく、ただのメッセージです。
その感情が何を意味するのか?
さらに深く掘り下げていくために、「この人のどんな特質に私は反応しているのか?それは私自身のどんな側面を反映しているのか?」と自問してみましょう。
社交性に惹かれているのは、実は自分自身がもっと人と繋がりたいと思っているからかもしれません。
決断力に魅力を感じるのは、自分が自分の決断に自信が持てていないからまもしれません。
自由な生き方に憧れるのは、自分が窮屈な枠の中で生きていると感じているからかもしれません。
誰かについて考えることを止めらない時、それは自分自身について考えるチャンスなのです。
まとめ
頭から離れない人があなたの中の未発達な部分を投影しているなら、その部分を意識的に発展させるチャンスです。
社交性に惹かれているなら、自分から少しずつ人との関わりを増やしてみる。
創造性に惹かれているなら、自分でも芸術的な活動を始めてみる。
自信に惹かれているなら、小さいことから自分の決断を信じる練習をする。
自由に憧れているなら、日常の中の小さな冒険を取り入れてみる。
重要なのは、頭から離れない人とも関係自体を変えようとするのではなく、その経験から学び、自分自身を成長させることに活用していきましょう。
あの人への強い思いは、単なる恋愛感情ではなく、実は自分の中のバラバラになった部分を一つにしようとする心の動きなのかもしれません。